(出典:http://matome.naver.jp/)
野球において、セーブポイントとは、抑えのピッチャー(クローザー)が勝っている試合で、最後まで投げた時に記録されるポイントなど、ぼんやりとしている人が多いのではないでしょうか。
実は、セーブポイントにはイニング数、点差など様々な条件があります。
近年の野球では、以前の野球に比べて、抑えのピッチャーが重要視されています。
そこで、今回はセーブポイントが付く条件を野球の初心者の人にでもわかるように、わかり易く解説したいと思います。
セーブポイントの条件とは?
セーブポイントの条件とは、
前提として、
①勝っている試合の最後に投げていること。
②勝ち投手ではないこと
以上の前提があった上で、次のいずれかに該当する場合に、セーブポイントが付きます。
・3点以内の差で勝っている状況で、1イニング以上を投げること。
・登板時の状況が、迎える打者2人に本塁打を打たれたら、同点又は逆転を許す場面で投げること。(イニング数は関係なし)
・3イニング以上投げること。(点差は関係なし)
のいずれかを満たす場合にセーブポイントが付きます。
この中で、
「登板時の状況が、迎える打者2人に本塁打を打たれたら、同点又は逆転を許す場面で投げること。」については、少しわかりにくいと思いますので、もう少しわかりやすく説明します。
登板時に、
ランナー無しの場合は、2点以内の差、
ランナー1人の場合は、3点以内の差、
ランナー2人の場合は、4点以内の差、
満塁の場面の場合は、5点以内の差であれば、投球イニング数に関係なく、セーブポイントが付きます。
例えば、
5対2で勝っている状況で、9回にノーアウト、ランナーが2塁の場面での登板した場合は、
そのままそのピッチャーが抑えて勝てば、セーブポイントが付きます。
このケースは、ランナー1人の場面で、3点差以内の差なので、条件を満たします。
これは、簡単に分かったと思います。
次に、少し難しくなります。
7対3で勝っている状況で、9回にワンアウト、ランナーが1、3塁の場面での登板した場合は、
そのままそのピッチャーが抑えて勝てば、セーブポイントが付きます。
このケースは、ランナー2人の場面で、4点差以内の差なので、条件を満たします。
わかりやすくまとめてみますと、
イニング数は一切関係ないので、ランナーの数に2を足して、その数以内の点差であれば、セーブポイントつくと考えるとよいでしょう。
(例)
ランナー1人 + 2 = 3 → 3点差以内
ランナー3人 + 2 = 5 → 5点差以内
これで、理解できたのではないでしょうか。
プロ野球にセーブが導入されたのは?
プロ野球で、セーブが導入されたのは、
1974年です。
今から考えると、約半世紀前に導入されたことになります。
それまではなかったことを考えると、今では想像しがたいですね。
その1974年の初代セーブ王は、
セ・リーグでは、中日ドラゴンズの星野仙一さんが10セーブ、
パ・リーグでは、南海ホークスの佐藤道郎さんが13セーブでセーブ王に輝きました。
当時は、エースピッチャーが試合を抑えのピッチャーとして登板することが多く、実は星野仙一さんは、1974年に、初代セーブ王と同時に沢村賞を獲得しています。
今では、先発ピッチャー、セットアッパー、クローザーと分離されていることが多いので、考えがたいですね。
先発に抑えに、フル回転していたということで、物凄くタフであったということがいえるでしょう。
このように、セーブの歴史としては、まだ50年も経っていないので、歴史としては浅いのではないかと思います。
野球のルールについて、こちらの記事がオススメです。
野球のルールを知らない初心者に!簡単でわかりやすい説明とは?
まとめ!
このように、セーブポイントが付く条件をお伝えしてきました。
改めて、まとめてみますと、
前提として、
①勝っている試合の最後に投げていること。
②勝ち投手ではないこと
以上の前提があった上で、次のいずれかに該当する場合に、セーブポイントが付きます。
・3点以内の差で勝っている状況で、1イニング以上を投げること。
・登板時の状況が、迎える打者2人に本塁打を打たれたら、同点又は逆転を許す場面で投げること。(イニング数は関係なし)
・3イニング以上投げること。(点差は関係なし)
のいずれかを満たす場合にセーブポイントが付きます。
セーブポイントは、少しややこしいところもありますが、先ほどの例をもとに考えていただければ、理解できるのではないかと思います。
今回は、セーブポイントが付く条件をお伝えしました。