野球のルールを知らない人にとっては、ストライクやボールという言葉は知っていても、何を意味しているのか違いがよくわからないという人も多いことでしょう。

 

たしかに、野球をしている人からすれば、意味がわかるかもしれませんが、野球をしたことのない人からすれば知らなくて当たり前だと思います。

 

また、ストライクやボールの表示自体もわからない人もいるでしょう。

 

そこで、今回は野球のストライク、ボールの意味と違いについて、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。

 

ストライクとは?

 

ストライクとは、

 

次のような、投手の正規な投球で、審判員によって「ストライク」と宣告されたものをいう。(公認野球規則)

 

(a)打者が打った(バントの場合を含む)が、投球がバットに当たらなかったもの。

(b)打者が打たなかった投球のうち、ボールの一部分がストライクゾーンのどの部分でもインフライトの状態で通過したもの。

(c)ノーストライク又は1ストライクのとき、打者がファウルしたもの。

(d)バントして、ファウルボールとなったもの。

(普通のファウルは、2ストライクの後はストライクとして数えられないが、バントのファウルに限って、ボールカウントに関係なく常にストライクとして数えるから、2ストライクの後にバントをしたものがファウルになれば、打者は三振となる)

(e)打者が打った(バントした場合を含む)が、投球がバットには触れないで打者の身体または着衣に触れたもの。

(f)バウンドしない投球がストライクゾーンで打者に触れたもの。

(g)ファウルチップになったもの。

 

このように規定されています。

 

また、先ほどのストライクゾーンですが、

 

高さ(打者の身長により異なる)と横幅(ホームベースの横幅)によって、打者ごとに決まるゾーンをストライクゾーンとします。

 

このストライクゾーンの高さですが、低めギリギリのラインが膝頭で、高めギリギリのラインが肩とズボンの上の中間点になります。

 

ですから、身長の高い選手は、ストライクゾーンの高さが広くなりますし、

 

逆に、身長の低い選手は、ストライクゾーンの高さが狭くなります。

 

ですので、ピッチャーからすれば、身長の低い打者は高さのストライクゾーンが狭くなるので、身長の低い打者には投げにくいと言われたりします。

 

ストライクを簡単に言えば、

 

打者がボールを見逃した場合、このストライクゾーンに入っていれば、ストライクになるということです。

 

ちなみに、ストライク3つで、打者は三振となり、アウトとなります。

 

strike

(出典:http://www.sports-rule.com/)

 

ボールとは?

 

ボールとは、

 

ストライクゾーンを通過しなかった投球、または地面に触れた投球で、いずれも打者が打たなかったものである。(公認野球規則)

 

このように規定されていますが、もう少しわかり易く解説すれば、

 

ストライクゾーンを外れているボールで、打者が打たなかったものをボールを言います。

 

また、このストライクとボールの判定は、後ろから見ている球審次第です。

 

バッターがボールを思っていても、審判がストライクと判断すれば「ストライク」になりますし、

 

ピッチャーが自信をもって投げてストライクと思っていても、球審がボールと判断すれば、ボールとなります。

 

まとめ!

 

少しずつ、ストライクとボールの違いがわかってきたのではないでしょうか。

 

改めてまとめてみますと

 

ストライクとボールの簡単な見分け方は、

 

打者が打たなかった場合、

 

ストライクゾーンを基準にストライクゾーンより内側は、ストライクで、

 

ストライクゾーンを外れている場合は、ボールと判断します。

 

また、ボール球を空振りしたり、打ったボールがファールになった場合もストライク(ただし、カウントが、2ストライクでファールの場合は2ストライクのまま)となります。

 

このようなイメージでストライクとボールを見極められると十分でしょう。

 

今回は、ストライクやボールの意味や違いをお伝えしてきました。

 

 

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