どんなスポーツでも、誰でも初めはルールを知らないのが当たり前だと思います。
私は、たまたま野球に興味があり、小さなころからテレビで毎日のように野球の試合を観ていたことから、ある程度は知っている状態で野球を始めました。
しかし、野球をやったことがない人や、興味のない人からすれば、野球のルールを知らなくても、それは当たり前で、
たとえメジャーなスポーツであっても、みんなが知っているわけでもないので、知らなくても何も恥ずかしく思う必要はありません。
これから少しずつ知っていきましょう。
それでは、今回は、「野球の基本的なルール」について、お伝えしていきたいと思います。
目次
基本的なルール!
野球の試合は、攻撃と守備を交互に繰り返し、最終的に得点の多いチームが勝ちとなります。
その試合に出場できるのは、1チーム、9人です。
ですから、極端な話、18人以上の人が集まらないと、試合は成り立ちません。
また、試合に出場している選手は交代したら、再度試合に出場できません。
バレーボールやバスケットボールは交代しても、再び試合に出れますが、
野球は、サッカーと同じで一度、交代したら、再度試合には出場できません。
守備側と攻撃側ですが、
守備側が9人で守ります。そして、攻撃側が、1人で、バッターとして打席に入り、ピッチャーと対戦します。
攻撃側(バッター)は、3回アウトになると、チェンジと言いまして、攻撃側と守備側が交替します。
それを、交互に9回ずつ繰り返して、得点の多いチームが勝ちとなります。
これが、野球の試合の大まかな流れとなります。
続いて、守備側と攻撃側を説明していきたいと思います。
守備側!
野球の守備側は、9人がグランドに出て、守ります。
ポジションを簡単に説明します。
ポジションは大まかに内野手と外野手にわかれます。
そして、各ポジションはこのように呼びます。
カタカナで表現したり、ひらがなで表現したりいろいろですが、
どちらかがわかれば十分でしょう。
(出典:http://www.h3.dion.ne.jp/)
〇内野手
ピッチャー(投手 とうしゅ)
キャッチャー(捕手 ほしゅ)
ファースト(一塁手 いちるいしゅ)
セカンド(二塁手 にるいしゅ)
サード(三塁手 さんるいしゅ)
ショート(遊撃手 ゆうげきしゅ)
〇外野手
レフト(左翼手 さよくしゅ)
センター(中堅手 ちゅうけんしゅ)
ライト(右翼手 うよくしゅ)
次に、各ポジション別に一言ずつ特徴をお伝えしていきたいと思います。
ピッチャー!
(出典:http://www.asahi.com/)
ピッチャーは、
バッターに向かって投げる選手です。
また、ピッチャーは守備側の一番目立つポジションで、試合の勝ち負けを左右するといっても良いくらい、重要なポジションです。
高校野球などで、エースピッチャー(わかりやすく言えば、その高校の一番上手いのピッチャーのことを言います)の選手は、その高校では、ものすごくモテる、ポジションでもあります。
野球をしている人は、誰もが一度はピッチャーにいきたいと憧れます。
高校くらいまで野球を続けている人は、たいていの人は一度は、ピッチャーを経験していることが多いのも事実です。
また、ご存知の人が多いと思いますが、
有名なピッチャーを挙げると、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手やテキサス・レンジャースのダルビッシュ・有選手です。
キャッチャー!
(出典:http://michinokusurfcaster.blog.fc2.com/)
キャッチャーは、
ピッチャーにサインを出し、ピッチャーを自由に操ることができます。
ですから、司令塔としての役割があります。
キャッチャーは試合の流れを読んだり、相手チームのバッターのクセを見抜く力も要求されることから、頭の良い選手が多いです。
例えば、楽天イーグルスの嶋基弘選手や元ヤクルトスワローズの古田敦也さんなど知的な選手が挙げられます。
また、キャッチャーというポジションは、以前は、体格の大きい、ドカベンのような選手が多かったのですが、現在は体格の小さな選手が多い傾向にあります。
(出典:http://ima-colle.jp/)
その体格の小さな選手は、俊敏な動きをする特徴があります。
そのような体格の小さなキャッチャーが年々増えつつあるように思います。
内野手!
ピッチャーの後ろには、内野手として、
ファースト、セカンド、サード、ショートが守ります。
ファーストは、
体格が大柄な選手が多く、バッティング良い選手が多いのが特徴です。
例えば、プロ野球では、元読売ジャイアンツの王貞治さんや日本ハムファイターズの中田翔選手が有名な選手として挙げられるでしょう。
(出典:http://trendblogers.com/)
また、現状では、打撃の良い外国人選手がファーストを守ることも多い傾向にあります。
セカンドは、
動きが俊敏で、感が良く、器用な選手が多いのが特徴としてあげられます。
(出典:http://www.sanspo.com/)
例えば、広島東洋カープの菊池涼介選手やヤクルトスワローズの山田哲人選手が挙げられます。
以前は、守備が上手い選手がセカンドを守る傾向でしたが、近年は、打撃が良く守備そつなくこなせる選手が徐々に増えつつあります。
特に、プロ野球史上初の2年連続のトリプルスリーを達成した山田哲人選手は、将来的にも記憶に残る選手となるでしょう。
サードは、
守備もそこそこ良く、打撃が良い選手が多い特徴があるポジションです。
例えば、ソフトバンクホークスの松田宣浩選手や元読売ジャイアンツの長嶋茂雄さんが挙げられます。
(出典:http://芸能情報ゆうタロウ.jp)
ショートは、
俊敏で守備範囲がかなり広く、肩が強い選手が多く、内野手の中でも、花形的なポジションと言わる特徴があります。
内野手の中でも、定位置から1塁までの距離が1番長いので、肩が強い選手でないと守ることができないポジションです。
(出典:https://laughy.jp/)
最近では、セカンドと同じように、打撃の良いショートが増えてきています。
例えば、読売ジャイアンツの坂本勇人選手や楽天イーグルスの松井稼頭央選手が挙げられます。
外野手!
(出典:http://www.daily.co.jp/)
内野手の後ろに、
外野手として、レフト、センター、ライトが守ります。
レフトは、
守備よりも打撃が重視され、打撃の良い選手が多いのが特徴です。
例えば、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉人選手やソフトバンクホークスの内川聖一選手が代表的な選手として挙げられます。
センターは、
俊敏で守備範囲が広く、肩が強い選手が多いのが特徴です。
例えば、ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手や西武ライオンズの秋山翔吾選手が挙げられます。
ライトは、
肩が強く、打撃の良い選手が多いのが特徴です。
例えば、マイアミ・マーリンズのイチロー選手や読売ジャイアンツの長野久義選手が挙げられます。
このように、守備側は9人が守ります。
守備側は、やはり、ピッチャーとキャッチャーがいかにして、バッターを打ち取るのかが面白いです。
1回の守備で、3つのアウトを取らなければいけません。
そのアウトにする際に、どのような形でアウトを取るのかも、ピッチャー、キャッチャーがバッターとの駆け引きによって、バッターが打ったり、打てなかったするので、一球一球がが見ものになってきます。
攻撃側!
攻撃側は、とにかくピッチャーから、ヒット、ファーボールなどなんでも良いので、
ランナーとして出塁して、いかにして1点を積み重ねていくのかがポイントとなってきます。
そこで、その攻撃側のルールについて、知っておくと、野球をもっと楽しくみることができるので、次に挙げます意味などを説明したいと思います。
①ストライクとボールの違いとは?
②ファーボールとは?
これら2つについて、個別に説明したいと思います。
①ストライクとボールの違いとは?
ストライクとボールの違いについては、
簡単に説明しますと、
それぞれのバッターによって、そのストライクゾーンというのが異なります。
そして、そのバッターごとに決められたストライクゾーンの範囲内なら、ストライクとなり、その範囲外ならボールと審判に判定されます。
そのストライクゾーンは、「高さは、打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とします。
また、横幅は、キャッチャーの前にあるホームベースの横幅とします」
(出典:http://www.sports-rule.com/)
この写真上の赤い点線の範囲内がストライクゾーンとします。
ですので、先ほど説明しました、
バッターごとに決められたストライクゾーンの範囲内なら、ストライクとなり、その範囲外ならボールと審判に判定されます。
ストライクとボールの違いをもう少しわかりやすく説明した、この記事がおすすめです。
ストライクやボールの意味とは?野球の知らない人にルールを解説!
②ファーボールとは?
さきほどのファーボールですが、わかりやすく説明しますと、
バッターの背の高さによって違うのですが、ここではわかりやすくするために、
あらかじめ、ストライクゾーンといって、バッターが打たなければいけないゾーンが決まっています。
そして、そのストライクゾーン以外がボールとなります。
そのボールが1人のバッターにつき、4球続けばファーボールといって、1塁に進むことができます。
ですから、攻撃側は、とにかくどんな形ででも良いので、ランナーを進めて、最終的に1点ずつ積み重ねていくことが重要なポイントとなります。
攻撃側は、その得点を挙げるための、戦略、戦術という楽しさがあります。
延長戦とは?
先ほど、攻撃側と守備側が9回ずつ交互にプレイして、得点の多いチームが勝ちとなると、お伝えしました。
しかし、もし、両チームが、9回ずつ攻撃して、同点だった場合は、どうなるのかということですが、
結論から言えば、延長戦となります。
この延長戦は、10回の表、裏をして、得点の多いチームが勝ちとなります。
ただし、その10回の表裏に両チームとも得点が入らなかった場合は、11回、12回と攻撃と守備を繰り返し、いずれかのチームの得点が多くなるまでは、継続して延長戦を行います。
この延長戦は、両チームとも得点がずっと入らなかった場合については、プロ野球の場合は、15回の表、裏の時点で終了となり、引き分けとなります。
また、高校野球の甲子園の場合は、15回の時点で、同点だった場合は、引き分け再試合となります。
ただ、この高校野球の延長戦のルールも、昭和初期は、明確なルールがなく、延長25回くらいまでしていたこともあったそうです。
延長25回と言えば、まるまる3試合分くらいなので、25イニングを誰かが投げなければ試合は成り立たないので、どのようにしていたのかが気になるところですね。
ちなみに、メジャーリーグでは、延長戦の制限がないので、勝ち負けがはっきりするまで永遠に行われます。
ですので、夜中を回っても、まだ試合をしていることもあります。
また、ピッチャーが足りなくなって、野手がピッチャーの代わりに投げたりすることもあります。
ちなみに、メジャーリーグでの延長戦のイニングの記録ですが、26回まで試合を続けたそうです。
26回と聞くと、恐ろしいくらいのイニング数ですね。
このように、延長戦は、各団体ごとに異なりますが、日本の野球では、同点が続いた場合、
プロ野球 → 15回で打ち切り → 引き分け
高校野球(甲子園) → 15回で打ち切り → 引き分け再試合
となっています。
ですので、15回が1つの区切りで、
プロ野球は、引き分け、
高校野球(甲子園)は、再試合
と覚えておくと良いのではないでしょうか。
野球のユニフォームの番号とは?
野球のユニフォームの背中にある番号を背番号と言います。
この背番号は、ものすごく深い意味があります。
その背番号は、例えば、守備位置を表したり、チームの期待の表れなどとして、つけられます。
わかりやすく説明しますと、
高校野球の背番号は、1桁番号は、レギュラーの選手を表すと同時に、守備位置を表します。
また二桁の番号の選手は、控えの選手を表します。
高校野球の背番号です。
背番号1 → ピッチャー(投手)
背番号2 → キャッチャー(捕手)
背番号3 → ファースト(1塁手)
背番号4 → セカンド(2塁手)
背番号5 → サード(3塁手)
背番号6 → ショート(遊撃手)
背番号7 → レフト(左翼手)
背番号8 → センター(中堅手)
背番号9 → ライト(右翼手)
背番号10以降 → 控え選手
(出典:https://ja.wikipedia.org/)
このように、背番号1から順にポジションを表しています。
エースピッチャーと言われている選手が、背番号につけている番号が「1」だということは、
実は、ピッチャーのポジションが、野球のルールのスコア上、「1」を表すことから、背番号に1をつけることになっています。
ですので、高校生のつけている背番号を見れば、どこのポジションを守っているのかがわかると思います。
ただ、プロ野球選手については、ポジション別に背番号をつけているわけではりません。
プロ野球の背番号は、球団が期待している選手には、球団側がそのつけてほしい背番号をその選手につけるよう打診したりするようです。
例えば、ヤクルトスワローズの「背番号1」は、チームの看板となる好打者がつけるようになっています。
ですので、今までヤクルトスワローズの「背番号1」は、若松勉さん、池山隆寛さん、そして、現在ヒューストン・アストロズの青木宣親選手がつけていました。
そういう経緯もあって、2015年にトリプルスリーを達成した山田哲人選手に球団側が背番号を変更するように打診をして、その結果、山田哲人選手は、2016年から「背番号1」をつけています。
このように、背番号は、高校野球やプロ野球によっても、背番号の意味合いが異なることがわかります。
詳しい背番号の内容については、初心者でもわかるように、わかりやすくした、こちらの記事がおすすめです。
野球の初心者でもわかる背番号の意味とは?人気のある番号、決め方!
ルールの盲点
この「ルールの盲点」という言葉を聞いたことのある人もいるかもしれませんが、実際にどのような意味を言うのかを簡単に説明していきたいと思います。
ルールの盲点とは、通常のルールとは異なる例外的なルールです。
もう少しわかりやすく言えば、その例外的なそのルールを知らないと得点に絡んでしまうこともあるので、勝ち負けに大きく影響してしまうほどのルールです。
そのルールの盲点の中でも、たまにプロ野球や高校野球でも実際にあったルールの盲点について、説明していきたいと思います。
そのルールの盲点の例としては、「第三アウトの置き換え」です。
この「第三アウトの置き換え」とは、
①2アウトランナー1塁の場面で、バッターが長打を放ち、1塁のランナーが一気に1塁から本塁に生還します。
②バッタ―ランナーは2塁に向かい、守備側は、2塁ベース上で、タッチプレイによりバッターランナーをアウトにする前に、守備側の野手が1塁ランナーが3塁ベースを踏み忘れていることに気づく。
③守備側が2塁で、バッターランナーをアウトにせずに、1塁ランナーが3塁ベースを踏み忘れていることを審判にアピールをする。
④結果として、1塁ランナーの本塁への生還は認められず、得点は取り消されて、1塁ランナーがアウトとなる。
これを「第三アウトの書き換え」と言います。
少し複雑なルールとなりますが、知らなければ、2塁ベース上で、バッターランナーがアウトとなり、攻撃側に得点が認められてしまいますし、本来は得点が入らないケースなので、試合の勝ち負けに大きく響いてしまうルールです。
しかし、このルールを知っていれば、損することはない重要なルールと言えるでしょう。
これが、ルールの盲点と言われる「第三アウトの書き換え」と呼ばれるルールです。
子供向けのルールとは?
子供向けに教えておくべきルールについて、どこから教えれば良いのかわからない人もいるのでないでしょうか。
例えば、ある本を子供に読ませて、基本的なルールを覚えてもらうこともあるでしょう。
また、実際にプレイをしていくことで基本的なルールを覚えてもらうこともあるでしょう。
しかし、どのようにすれば、より効果的に子供に対して、基本的なルールを教えることができるのかということが一番気になるところだと思います。
そこで、私が、実際に教えてもらった方法や聞いたことのあることで、より効果的に野球の基本的なルールを習得する方法をお伝えしたいと思います。
それは、プロ野球を子供と共に観戦することが重要でしょう。
そして、その観戦中に疑問点があれば、子供から質問を受けることで、子供の頭へと自然と野球のルールが入ってくるでしょう。
やはり実際に子供が自分の目でプレイを見て、疑問に思うことがあれば、その場で解決することが一番、頭にも残りやすいですからね。
ですから、野球のルールの本を読ませることも良い方法かもしれませんが、やはり実際にプロ野球を共に観戦することで、子供目線でわからないことを子供から質問してもらったり、逆に子供に問題形式で、クイズのようにすることで、楽しみながら野球を観ることが、頭への吸収力も大きいのではないかと思います。
やはり楽しくルールを覚えることが、ルールを覚えるときには、特に重要なことではないでしょうか。
このように、プロ野球の観戦はオススメなので、一度、お試しいただければと思います。
ファールとフェアとは?
野球の試合を観ていると、ファールということを耳にした人も多いのではないでしょうか。
このファールを簡単に説明すれば、フェアゾーンと言われる場所以外のゾーンをファールと言います。
上の図のようにファウルライン以外は全てファウルとします。
そして、そのファウルボールになれば、ストライクのカウントが1つ加算されることになります。
ただし、2ストライクからファウルとなれば、2ストライクのままです。
このファウルボールは、あらかじめファウルラインを決めておかないと、例えば、自分のうしろに打った打球も守備側が守らないといけないこととなり、9人では守ることができなくなるという事態が生じてしまうからファウルラインができたという説もあります。
また、このファウルは、何本打ってもアウトになることはありません。
ですので、わざとファウルボールをたくさん打って、相手のピッチャーを疲れさせるということも実際にはあります。
このように、ファウルボールとは、ファウルライン以外のものをいうということを押さえておけば十分でしょう。
ボークとは?
ボークとは、簡単に説明すれば、「ピッチャーの投球の際の反則行為」を言います。
もう少し具体的に説明すれば、例えば、ピッチャーが、投球の際のセットポジションに入ったときに、しっかりと静止しなかった場合に、審判から「ボーク」と宣告されます。
このボークが宣告されれば、どうなるのか説明したいと思います。
ボークとなれば、ランナーがいれば、ランナーが次の塁に進塁することができます。
また、ランナーがいない場合には、ボールカウントが一つ加算されることとなります。
ちなみに、ボークに関する細かいルールについては、少しわかりづらいこともあるので、下記の記事にまとめていますので、下記の記事をご参照ください。
ですので、ボークが宣告されれば、ランナーがいる場合といない場合で、その反則行為に対する効果が異なり、
・ランナーがいる → 次の塁に進塁することができる。
・ランナーがいない → ボールのカウントが一つ加算される。
このことを知っていれば、十分でしょう。
また、例えば、ランナーが3塁にケースでピッチャーがボークとなった場合には、3塁ランナーが本塁に進塁することになり、相手チームに1点得点が入ることになります。
ですので、プロ野球でも、この「サヨナラボーク」というのが実際にはあります。
この「サヨナラボーク」というのは、
例えば、9回裏の1対1の同点の場面で、ランナーが3塁にいるときに、ピッチャーがボークをしてしまった場合に、相手チームに得点が1点加算されて、2対1で相手チームが勝つことを言います。
ですので、同点の場面ランナーを3塁に背負っている場面では、ピッチャーは通常の登板よりも、より緊張感の中での投球であると言えます。
このように、「ボーク」について、少しは理解が深まったのではないでしょうか。
ボークについての詳細については、こちらの記事がおススメです。
野球のルールのボークとは?牽制の投げ方などわかりやすい簡単解説!
インフィールドフライとは?
野球用語で、インフィールドフライという言葉を知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、そのインフィールドフライという意味を知らない人も多いのが事実です。
そこで、そのインフィールドフライの意味を簡単に説明したいと思います。
インフィールドフライとは、
状況として、ノーアウト、又はワンアウトで、ランナーが1、2塁、又は満塁などの場面で、
バッターが内野のフェアゾーンに小飛球を打った場合に、通常アウトであろう打球を審判の判断によって、バッターがアウトと宣告されることを言います。
次に、このインフィールドフライがなぜルールとして適用されるようになったのか?
それは、例えば、ノーアウトで、ランナーが1、2塁の場面で、バッターが内野への小飛球を打ち、
ランナーがそれぞれ帰塁していた際に、守備側が、故意に打球を捕球せずに、ダブルプレイを完成させてしまえば、結果的に攻撃側が大きなチャンスを逃してしまうことになります。
そういうことから、インフィールドフライというルールが作られました。
インフィールドフライというルールは、先ほどもお伝えしたように、攻撃側にとって、ものすごく重要なルールなので、知っておきたいルールの一つだと思います。
コールドゲームとは?
コールドゲームとは、
天災、点差などにより、試合が途中で、終了することを言います。
①天災
②点差
コールドゲームは、これら2つに大きく区分されます。
①天災によるコールドゲーム
天候・日没によるコールドゲームは、
試合中に雨が激しくなり、グランドが水浸しになどにより、試合ができない状況と審判に判断されれば、試合が途中で終了することを言います。
プロ野球の具体的なケースとしては、
5回表終了時に、後攻側がリードしている際に、雨天によるコールドゲームとなった場合は、試合が成立し、後攻側のチームの勝ちとなります。
しかし、5回表終了時に、先行側がリードしている際に、雨天によるコールドゲームとなった場合は、試合が成立せずに、無効試合となります。
ですので、例えば、先行側のチームのある選手が、ホームランを打ったりしても、そのホームランは無効となります。
このように、5回の表裏が終了すれば、試合は成立するので、6回以降に雨天によるコールドゲームとなった場合は、その時点で試合が成立し、勝ち越ししているチームの勝ちとなります。
②点差によるコールドゲーム
点差によるコールドゲームは、
あるイニングで、一定以上の点差が開いた場合に適用され、コールドゲームとなれば、その時点で試合が成立します。
プロ野球では、このコールドゲームは適用されませんが、高校野球や1部の大学野球のリーグで適用されています。
高校野球を例とすれば、5回以降で、10点差以上の点差、7回以降で、7点差以上の点差が開いた場合に適用されます。
ただし、各都道府県によって、コールドゲームの点差が異なるので、注意が必要です。
このように、コールドゲームといっても、天災や点差によるコールドゲームがあります。
高校野球では、コールドゲームとなることも多いので、ある程度知っておくとよいでしょう。
打点と得点の違いとは?
野球では、よく似た言葉の一つに「打点」と「得点」があります。
その「打点」と「得点」は似ているようで、全然意味が違います。
そこで、その「打点」と「得点」の意味を具体例を交えながら解説していきたいと思います。
「打点」とは、
バッターがヒット、犠牲フライ、犠牲バント、内野ゴロなどで、ランナーが得点したことを言います。
また、バッターがホームランを打った場合も、打点とされます。
このように、打点とは、簡単に言えば、バッターが、ランナーを本塁に返した時に記録されるものです。
しかし、例えば、バッターが打った打球を守備側がエラーをして、ランナーが得点した場合は、打点は記録されません。
次に、「得点」とは、
ランナーが1塁、2塁、3塁、そして本塁に生還した際に記録される点数を言います。
ですので、先ほどのように、バッターがホームランを打った時には、バッターには、打点も記録されますが、それと同時に得点も記録されます。
このように、「打点」と「得点」は、言葉が似ているようで、全く異なる意味をもちます。
ですので、この「打点」と「得点」の大まかな違いを知っておけば、野球観戦をする上でも、役に立つこともあるのではないでしょうか。
まとめ!
野球の基本的なルールとしては、
①2チームに分かれて、9人ずつで試合をします。
②攻撃側と守備側は、9回ずつ交互に行なって、最終的に、得点の多いチームの勝ちとなります。
野球は、いろんな戦術、作戦があり、駆け引きも重要になってきます。
ですから、そのあたりを中心に、試合をするにしても、観るにしても、楽しんで頂ければと思います。
今回は、野球の基本的なルールについて、お伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。