素振りは、バッティングの練習として、基本中の基本です。
素振りがもたらすものは、はかりしれないほど、たくさんのものがあり、かなり重要です。
プロの一流の選手であっても、その素振りを毎日必ずしています。
そこで、今回は「素振りの効果的な練習方法 」をお伝えしていきたいと思います。
素振りの効果的な練習方法とは?
野球をしている人なら、毎日必ず素振りをしていると思います。
ちなみに、みなさんは、いつも素振りをする際に、何か目標を立てていますか?
もしくは、何か意図をもって素振りをしていますか?
先ほどもお伝えしましたが、素振りによって、様々な効果が得られます。
①バッティングフォームの矯正
②苦手なコース、高さの克服
③スイングスピードの強化
主にこのような効果が得られます。
そして、そのような素振りをする際に、効果的なものにするには、どうすれば良いのか?
その答えとしては、やはり目的をもってやることが大切になってきます。
何も考えずに、素振りをしている人も中にはいるでしょう。
しかし、効果的な練習をするには、間違いなく目的意識が必要になってきます。
プロ野球選手であっても、必ず目的を考えながら素振りをしています。
それでは、具体的にどのようなことをしたら良いのかについて、
個別に説明していきたいと思います。
①バッティングフォームの矯正
(出典:http://digishot.exblog.jp/)
素振りでは、一番大切だと言われています「バッティングフォームの矯正」を行ないます。
なぜ、このバッティングフォームの矯正をするのかは、
スイングの軌道が正しくなっているのかを確認するためです。
私は、自宅に、昔母親が使っていた、少し大きめの観音開きの三面鏡があったので、それに映っている自分の姿を見ながらバッティングフォームの確認をしていました。
私の使っていたような三面鏡や、よく女性の部屋にあるような自分の衣装を確認するような大きな鏡を利用するのも良いと思います。
私は、その観音開きの三面鏡を利用して、バッティングフォームの確認をしていました。
この鏡は、かなり重宝しました。
鏡に映っている自分を見て、
バットの出方、身体がつっこみすぎていないか、スイングの後のフォロースルーなど、こまごまとチェックしていました。
私はこのように、バッティングフォームをしていましたが、
プロ野球選手でも、素振りによって、バッティングフォームを毎日確認されている選手が多いようです。
なぜなら、日々の試合で、実際に打席に立っていると、どうしてもバッティングフォームが崩れてしまうからです。
ですので、素振りをすることによって、その日の試合後に、素振りをしてフォームの矯正をしているそうです。
そして、次の日の試合で、自分のバッティングがしっかりとできるように、次の試合への調整をしています。
試合でのバッティングは、どうしても変化球など動いているボールに対処しなければならないので、崩されながらも打つケースが多いです。
ですので、このように試合で、バッティングフォームが崩されても、素振りによってバッティングフォームを矯正することができます。
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②苦手なコース、高さの克服
(出典:http://topicks.jp/)
次は「苦手なコース、高さ」を中心に素振りをしていきます。
私の場合は、かなりのローボールヒッターだったので、低めは強かったのですが、高めが異常に弱くて、その高めを中心に練習していました。
特に内角高めを中心に素振りをしていました。
また、逆方向へ打つための素振りも毎日取り入れていました。
これは、個人個人、苦手なコース、高さは異なるので、苦手なボールに対して、対応できるよう素振りをすると良いでしょう。
また、私のように、右バッターなら、ライト方向に、左バッターなら、レフト方向に打つため、逆方向への練習もしておいた方が良いでしょう。
セオリー的には、ピッチャーは追い込んでからは、アウトコースの低めに投げてくる傾向が強いので、その際に、対応できるようにするためです。
また、右バッターなら、ランナーを進める際には、右打ちが必ず必要になってきます。
そのためにも、逆方向を意識した素振りをすることも必要です。
ですので、特に試合でよく想定されるようなコース、高さを想定しながら素振りをすると、かなりの効果が得られます。
素振りは、ボールを打つわけではありませんので、自由にスイングすることができます。
そう考えると、いろんなケースを想定しながら、素振りをすると良いでしょう。
しかし、よくありがちな素振りの練習では、
内角高めから順に、内角、内角低め、そして、外角低めというように、9つの高さとコースを素振りすることがあります。
(出典:http://www.sports-rule.com/)
この練習も良い練習だとは思いますが、先ほどもお伝えしたように、苦手意識をなくすためには、個人個人苦手なコースと高さを素振りするとより効果的です。
なぜなら、得意なコースばかり練習していても、大きな成果が得られないからです。
例えば、ど真ん中のボールばかり素振りしていても、試合では、ほとんどそのようなボールはこないでしょう。
しかし、外角低めとか、内角低め、自分の苦手なコースや高さを素振りで練習すると、苦手意識を払しょくすることができ、どんなボールにでも対応できるようになるからです。
ですので、個人個人の苦手なコースと高さを素振りすると、かなりの効果が得られるでしょう。
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③スイングスピードの強化
バッティングフォームを固めている段階であれば、フルスイングする必要はありませんが、基本的には、1スイング、1スイングをフルスイングでバットを振って下さい。
なぜなら、フルスイングすることで、スイングスピードをあげることができるからです。
また、試合では、必ずフルスイングするのに、練習でフルスイングしないのは、練習のための練習になってしまうからです。
ですから、全ての練習は、試合に活かすための練習をしなければいけないので、フルスイングで必ず素振りをしてください。
フルスイングをするのは、かなりしんどいかもしれませんが、時間がたてば、見違えるほどにスイングスピードが速くなり、打球が驚くほど速くなるでしょう。
ですから、頑張ってフルスイングを続けて下さい。
そして、頑張ってクリーンナップを目指しましょう。
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素振りのスイングの回数って重要?
この素振りの回数に関しては、
とにかく数が多ければ多いほど、上達はします。
しかし、フルスイングしないで、いい加減にスイングするのなら、少なめの100回をフルスイングする方が良いでしょう。
なぜなら、あまりいい加減に素振りをすると、逆にバッティングフォームが崩れてしまったりする恐れもあるので、
適当に素振りをするくらいなら、素振りをしない方が良いかもしれません。
ですので、素振りは回数ではなく、素振りの質が重要だということがいえます。
素振りは、量(回数)よりも質(目的をもって)を高めて練習する方が、集中力も高まりますし、より効果的な練習となるでしょう。
より効果的な練習をするためには、こちらの記事がおすすめです。
まとめ!
このように、素振りをすることにより、得られるものは物凄く大きいことがわかります。
素振りの効果をまとめてみますと、
①バッティングフォームの矯正
②苦手なコース、高さの克服
③スイングスピードの強化
以上のようなものが効果として得られます。
ですから、目的意識をもって練習すると良いでしょう。
常に意識するのは、
素振りは、量(回数)よりも質(目的をもって)を高めて、練習するようにしてください。
素振りは、バッティングの基本ですし、試合で打つことができる選手は、その素振りに対して人一倍、考えながらスイングしています。
1スイング、1スイング必死にスイングするのは大変だとは思いますが、努力すれば、その分だけ必ず試合で活きてきますので、1スイング、1スイングを大切にしていきましょう。
今回は、素振りの効果的な練習方法をお伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
バッティングファームになってますよ。
ご指摘いただきまして、ありがとうございました。
以後、注意したいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。