野球で、ファールとか、フェアとかよく耳にする言葉ですが、
野球の初心者であれば、「ファール」と言えば、反則的な行為なのかなっと思われるのではないでしょうか。
また、「フェア」と言えば、ルールに従ったものなのかなって思われるかもしれません。
たしかに、野球をしていたら、ファールとフェアの違いが分かるかもしれませんが、英語をそのまま直訳したら、それぞれの意味に捉えられると思います。
そこで、今回は、野球の初心者の人にでも、できるだけわかりやすく、「ファール」と「フェア」の違いをお伝えしていきたいと思います。
目次
ファールとフェアの違いとは?
野球においての「ファール」と「フェア」の違いについてですが、
「ファールゾーン」と「フェアゾーン」の境界にファールラインという線(ライン)があります。
そのファールラインよりも内側にボールが落ちたら、「フェア」となります。
そして、そのファールラインよりも外側にボールが落ちたら、「ファール」となります。
簡単に言えば、ピッチャーの投げたボールを打った打者の打球が、
ファールラインよりも内側にボールが落ちたのか、それとも外側にボールが落ちたのかによって、「ファール」と「フェア」の判断をします。
ですから、野球においては、このように「ファール」と「フェア」の違いが判断できるようになれば、まずは十分でしょう。
(出典:http://atuatu200.com/)
ファールとフェアの判断が難しいもの?
次に、ファールとフェアの判断が難しいものを問題形式で挙げていきたいと思います。
〇問題
①ファールライン上にボールが止まった場合?
②1塁ベース、もしくは3塁ベースにボールが当たってから、ファールゾーンにボールが落ちた場合?
③バッターの打ったボールがレフトのポール、ライトのポールに当たった場合?
このようなケースが、ファールとフェアの判断が一般的には難しいのではないでしょうか。
それでは、順番に解説していきたいと思います。
①ファールライン上にボールが止まった場合?
ファールライン上にボールが止まってしまった場合
→フェアとなります。
これは、バッターがバントをした時や打ったバッターがボテボテの打球を打った時によくあるケースですが、
結論は、フェアとなります。
ですので、守っている側からすれば、ボールがライン上にとまる前に、
打ったバッターをアウトにするのか、
それとも打球がファールラインを超えてしまうと予測し、ファールになるのか、
瞬時に判断しなければならないので、守備側からすれば、その判断で物凄く悩まされるようなケースです。
②1塁ベース、もしくは3塁ベースにボールが当たってから、ファールゾーンにボールが落ちた場合?
1塁ベース、もしくは3塁ベースにボールが当たってから、ファールゾーンにボールが落ちた場合
→フェアとなります。
このケースは、1塁ベース、3塁ベースに当たり、ファールゾーンにボールが転がっていても、試合は続行されるので、
外野手、もしくは、転がったボールに近い人は、早く対応しなければなりません。
なぜなら、ボールが転々とファールゾーンに転がっている時も、試合が続行されているので、2塁打、3塁打になる可能性があるからです。
このベースにボールが当たるケースは、もう運次第となります。
打つバッターも、なかなかベースをめがけて直接打つことはできませんし、守っている側は、不運としか言いようがありません。
③バッターの打ったボールがレフトのポール、ライトのポールに当たった場合?
バッターの打ったボールがレフトのポール、ライトのポールに当たった場合
→ホームランとなります。
これは、プロ野球でも、年に何回かありますが、結果として、ホームランとなります。
このケースは、レフトのポール、ライトのポールに当たれば、ホームランですが、
レフトのポール、ライトのポールよりも外側であれば、もちろんファールとなります。
ですから、ポールに当たるのか、当たらないのかで、攻撃側も守備側も、天と地の差があります。
ちなみに、野球においてのあるある的なものですが、
このようにケースで、ポールに当たらず、ファールになった場合、その後の打席では、だいたいですが、三振などの凡退が多いです。
野球のルールの基本について、こちらの記事がオススメです。
野球のルールを知らない初心者に!簡単でわかりやすい説明とは?
まとめ!
このように、ファールとフェアの違いをお伝えしてきました。
ファールとフェアの違いは、
簡単に言えば、
ピッチャーの投げたボールを打った打者の打球が、
ファールラインよりも内側にボールが落ちたのか、それとも外側にボールが落ちたのかによって、「ファール」と「フェア」の判断をします。
これを頭にいれておけば、野球においてのファールとフェアの違いは十分でしょう。
ちなみに、野球においての「ファール」は、何回ファールになっても、アウトにはなりません。
例えば、テニスにおいてのサーブのファール(フォルト)は、2回のファールで、アウトととなり、相手側に点数が加算されます。
しかし、野球においてのファールは、打者が何回ファールを打ってもアウトにはなりません。
今回は、野球のルールのファールとフェアの違いをお伝えしてきました。
少しでも、野球の知識となれば、うれしく思います。