高校野球の試合で、よく見かける「スクイズ」ですが、
そのスクイズの際に、ピッチャーがバッターボックスから大きく離れたところに投げて、それに飛びつく選手を見たことがあると思います。
その際に、スクイズをした選手は、バッターボックスから飛びついて、バッターボックスから大きくはみ出しているけれど、
ルール上は問題がないのかと、疑問に思われた人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は「バッターボックスから足がはみ出た場合の野球のルール上の取扱い」について、お伝えしていきたいと思います。
バッターボックスから足をはみ出した場合の取扱いとは?
バッターボックスは長方形ですが、実際のサイズ(寸法)がどのくらいなのかが気になるところだと思いますので、説明したいと思います。
バッターボックスのサイズは、
縦182.8センチ、横121.9センチとなっています。
(出典:http://kousien.info/modules/)
次に、バッターボックス内での基本的なルールについて、お伝えします。
バッターは、バッターボックス内であれば、立ち位置はどこで構えても問題ありません。
逆に言えば、バッターは、バッターボックスから、はみ出したところで構えることができません。
もし、足を出して構えるとどうなるのか?
それは、バッターはアウトになります。
次に気になるのが、先ほどお伝えした、スクイズの場面です。
スクイズの場面で、バッターボックスから足が出たしまった場合は?
(出典:http://www.asahi.com/)
たまにあるケースですが、「ピッチャーが投げたボールがバッターボックスから大きく外れて、そのボールに、バッターが飛びついて、スクイズをした時は、どうなるのか?」
結論から言えば、
問題なくプレイは続行されます。
できるだけかみ砕いてに説明しますと、
ルール上、インパクトの後であれば、バッターボックスから足が出ていたとしても、問題ありません。
これは、バッターがバッターボックスから外れたボールに飛びついた時は、空中に浮いている状態なので、その状態であれば、問題がないということになります。
ですので、例えば、極端な話、ピッチャーがバッターボックスから大きく外れたところに投げて、その時にヒットエンドランのサインが出ていたケースを想定します。
その際は、バッターはどんなボールでも打たないといけないので、バッターはそのボールに飛びついて、ジャンプしながらそのボールを打ったとすれば、その場合はバッターはアウトにならず、そのままプレイが続行されます。
そう考えると、少し面白いルールになっています。
また、バッターは、バッターボックスから足がはみ出さず、バッターボックスのライン上に足がかかっている状態であれば、問題ありません。
ですので、バッターが完全にバッターボックスから足を出している場合のみ、バッターはアウトになるということになります。
ちなみに、ちょっとしたマメ知識ですが、
バッターがスイッチヒッター(両打ち)の場合、
1打席内で、右打ちから左打ち(又は、左打ちから右打ち)に変更することができます。
ただし、ピッチャーが投球動作に入っている途中で、バッターボックスの変更はできません。
ですので、もしバッターボックスを変更したい場合は、審判による「ストライクとボールの判定」から「ピッチャーが投球動作に入る」までの間に、バッターボックスの変更をすると良いでしょう。
野球の基本的なルールについては、こちらの記事がオススメです。
野球のルールを知らない初心者に!簡単でわかりやすい説明とは?
まとめ!
このように、バッターがバッターボックスから足が出てしまうと、アウトになります。
ただし、インパクトの後で、空中に浮いた状態であれば、問題ありません。
また、バッターが、バッターボックスのライン上に足をかけた状態で打ったとしても、問題ありません。
これは、よく外国人選手でありがちなケースですが、問題ないということですね。
バッターボックス内でのルールについて、少しずつわかってきたのではないでしょうか。
今回は「バッターボックスから足が出た場合のルール上の取扱い」についてお伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。