高校野球のバットと言えば、金属バットとすぐに思い浮かぶと思います。
以前は、打った瞬間に「カキーン」という音が代名詞の金属バットでしたが、
今現在は、材質の改良がかなり進んでいるため、バットの反発力が物凄くなっていて、甲子園ではホームランが量産しています。
そこで、今回は、金属バットの材質や重さなどの特徴をできるだけわかりやすく、お伝えしていきたいと思います。
金属バットの特徴とは?
金属バットは、先ほどお伝えしたように、高校野球で主に使用されていますが、なぜ高校野球で金属バットが使用されているのか。
実は、様々な理由があることから、高校野球では木製バットを使用できるにも関わらず、主に金属バットが使用されています。
ちなみにその答えは、のちほど明らかになってきます。
また重さに関しては、高校野球であれば、900グラム以上と規定で決まっています。
少し話が逸れてしましましたが、本題に戻します。
金属バットの特徴としては、
①ミートしやすい
②反発力が強い
③コスト面
以上の主にこの3つが挙げられるでしょう。
それでは、一つずつ説明していきたいと思います。
①ミートしやすい
実は、バットの芯の部分が、木製バットと比較しますと、金属バットは木製バットの約3倍もあります。
金属バットは、凄いですね。
ですから、高校生が甲子園で5割以上の打率を残していても、プロ野球に入れば、一部の選手を除き、プロの壁にぶち当たって、数年間結果を残すのが難しいのは、この金属バットがあまりにも素材が良すぎるからなんですね。
素材的に芯の部分が広いために、おのずとミート部分が広くなり、どこで打ってもそれなりの打球が飛びます。
ですので、甲子園では打撃戦になるケースも多々あるので、観ている側からすれば、試合の動きが多くなり楽しめるのではと思います。
②反発力が強い
私が高校の時は、打った瞬間に「カキーン」という従来のバットと反発力の強い新しいバットのちょうど移行期の時でした。
その反発力の強いバットは、バットのヘッド部分にキャップがしてありまして、物凄く飛距離が出たので、今でも覚えています。
今の高校生なら、体格面で恵まれている人が多いので、たとえバットの先の方でボールを打ったとしても、パワーが凄いので、スタンドまで放り込めるくらいバットの反発力が強いと思います。
もし、木製のバットを使用して、バットの芯を外して先っぽで打ったなら、間違いなく折れてしまうでしょう。
そう考えると、今現在は、バットの素材が大きく進化していることがわかります。
③コスト面
先ほどお伝えしたように、高校野球では、木製バットの使用も認められているのにも関わらず、金属バットを主に使用しているのが、コスト面の良さです。
②でお伝えしたように、木製バットは、バットの芯で捉えないと、バットが折れてしまいます。
しかし、金属バットであれば、バットの芯を外して打ってしまっても、そう簡単にバットは折れません。
仮に、高校生が木製バットを使用したとして、1打席で、2本も3本もバットが折れてしまったら、ホントえらいことになります。
1打席で数万円の損失となってしまいますから。
そう考えると、木製バットよりも金属バットを使用する方がコストパフォーマンス的には良いことが言えるので、高校野球では金属バットを使用している理由の一つでもあるでしょう。
まとめ!
このように、金属バットの特徴が少しつかめてきたのではないでしょうか。
これまでの金属バットの特徴をまとめてみますと、
①ミートしやすい
②反発力が強い
③コスト面
これらが特徴として挙げられます。
金属バットは、ミートしやすく、物凄く飛距離が出るので、高校野球ファンからすれば、ホームランをたくさんみることができるので、それはそれで楽しめるのではないでしょうか。
今回は、金属バットの特徴をお伝えしました。