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(出典:http://www.asahi.com/koshien/)

高校野球や大学野球などでは、ある点差、条件によって、コールドゲームとなって試合が終了します。

 

これは、高校野球の地方大会などでもよくありますが、かなりの点差が開いた場合にコールドとして扱われ、試合が終わります。

 

そこで、今回は、そのコールドの意味、条件などをできるかぎりわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

コールドとは?

 

野球においてのコールドゲームとは、

 

あるイニング以降で、点差がある一定以上になれば、その時点で、試合が強制的に終了することをいいます。

 

また、天災、日没によるコールドゲームがあります。

 

この点差によるコールドゲームは、中学野球、高校野球、大学などによって、イニング数、点差などの条件が異なり、それぞれに規則で定められています。

 

そこで、点差によるコールドゲームについては、掘り下げて、お伝えしたいと思います。

 

点差によるコールドゲームの条件とは?

 

高校野球の硬式部門でのコールドゲームの条件は、

 

5回以降で10点差以上、7回以降で7点以上の差があった場合に、コールドゲームと統一されています。(ただし、これを採用するのかは、統一されていない)

 

実は、このコールドゲームは、2000年度に日本高校野球連盟通達により規定されました。

 

ですので、それまでは、各地方大会によっては、イニング数や点差などがバラバラだったらしいです。

 

ちなみに、東京都大会では、3回で15点差以上でのコールドゲームが採用されていたみたいです。

 

この点差も凄いと思います。

 

さすがに、15点以上の点差が開かないとは思いますが、東京都は日本でもナンバーワンとも言われる激戦区であるということからも、

 

高校によっては、力の差が歴然としているということから、3回以降で15点差以上になるとコールドゲームになるということが採用されていたのかなと思います。

 

大学野球では、東京六大学、東都大学、関西学生、関西六大学などのリーグに関しては、点差によるコールドゲームは採用されていません。

 

しかし、リーグによっては、コールドゲームが採用されています。

 

社会人野球では、都市対抗、日本選手権、全日本クラブ選手権の3大大会に関しては、

 

決勝戦を除き、7回以降で10点以上の点差が開けば、コールドゲームとなります。

 

しかし、それ以外の大会に関しては、その主催者によって異なり、それぞれ定められています。

 

甲子園では?

 

先ほど、高校野球の硬式部門では、コールドゲームが採用されているとお伝えしましたが、

 

甲子園での全国大会に限り、コールドゲームは採用されません。

 

ですので、春の選抜高校野球や夏の全国高校野球選手権大会では、コールドゲームは採用されないということです。

 

各地区の代表として全国大会に出場しているにもかかわらず、5回で10点以上の差が開いたから、試合終了なんてことになれば、さすがに辛いですからね。

 

ですから、たまに甲子園での試合で、10点以上の差がついているにも関わらず、試合を続行しているのが、ルールで決まっているからなんです。

 

また、各地方大会の決勝戦もコールドゲームは採用されません。

 

ですので、仮に試合の途中7回くらいで15点くらい差が開いていて、天災などの事情によりコールドとなった場合は、その試合は無効となり、再試合となります。

 

そして、再試合を行うことになりますので、負けていた学校には、甲子園に行くチャンスが再度生まれるということになります。

 

実は、こういうラッキーなこともありえるのです。

 

 

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野球のルールを知らない初心者に!簡単でわかりやすい説明とは? 

 

まとめ!

 

このように、コールドゲームの意味、条件などを解説しました。

 

高校、大学、社会人などでコールドの条件は異なりますが、規則などで定められています。

 

また、甲子園や各地方大会の決勝戦は、例外として、コールドゲームが採用されていないということです。

 

今回は、野球のルールのコールドゲームの意味、条件などを解説しました。

 

少しでも野球の知識となれば、うれしく思います。