(出典:http://spotlight-media.jp/article/)
野球の扇の要であるキャッチャーは、試合の勝ち負けを左右するくらい重要なポジションです。
キャッチャーというポジションは、ピッチャーと同じくらい重要と言っても過言ではないと思います。
キャッチャーのポジションを守っている人は、重々感じておられるのではないでしょうか。
そこで、今回は、キャッチャーの配球、インサイドワークが上達するためのコツ、考え方をお伝えしたいと思います。
配球を良くするために必要な考え方とは?
キャッチャーの配球を良くするのためには、とにかく観察力、洞察力を磨くことが重要になってきます。
アマチュアでトップクラスであっても、プロ野球の入団当初は、バッターの苦手なところがわからない、また得意なところがわからないので、
かなり苦労するというのを聞いたことがあります。
また、自分のチームのピッチャーの決め球や、コントロールの良さ、性格もわからないため、
そのピッチャーの良さを生かし切れていないということがよくあります。
しかし、それは誰でも経験がなければ、うまくいかないのは当たり前なので仕方ありません。
プロ野球選手でさえ、経験が少なければ、難しいポジションなので、ある程度の経験を積むまでは配球の面に関しては、気にする必要はないと思います。
しかし、少しずつ慣れて経験を積んでくると、ピッチャーの良さを引き出すことができるようになってきます。
では、どのようにすれば、ピッチャーの良さを引き出すことができるのか?
①決め球などの把握
②コントロールの把握
③性格の把握
このような点が必要になってきます。
それでは、一つずつ説明していきたいと思います
①決め球などの把握!
これは、普段のブルペンでの練習時に、
どのような球種の変化球をもっているのか。
また、その球種は、どのくらい変化をするのか。
そして、どの球種が決め球となりそうか。試合で使える球種はどの球種か、などいろいろ普段の練習で確認する必要があります。
かなり大変かもしれませんが、実際の試合では、バッターとの駆け引きもある中での、配球を組み立てなければならないので、
練習の時に、いろいろ確認すべきところは、確認しておくことが必要になります。
②コントロールの把握!
これも、普段のプルペンでの練習時に、
コントロールの良さを把握する必要があります。
特に、変化球のコントロールを確認しておくことが必要になってきます。
試合で、変化球でストライクのカウントが取れるのか。
また、ストライクをいつでも投げられる訳ではないけれども、
物凄く切れがあるので、追い込んでからの、決め球として、投げられるどうかも合わせて知っておくと良いと思います。
変化球のコントロールの把握は、投球の幅を大きく左右するので、コントロールの良し、悪しは頭に叩き込んでおかなければなりません。
③性格の把握!
これは、普段からコミュニケーションをしっかりと取ることで、そのピッチャーの性格は知っておいた方が良いです。
誰でもそうですが、乗せられると、気分良く投げられると思います。
特にピッチャーは、マウンドでは孤独と言われています。
そこで、キャッチャーが一声二声言葉をかけてあげれば、心理的にいい気分で投げられると思います。
そうなれば、間違いなく、いつもより良いパフォーマンスを発揮することが多くなるでしょう。
また、ピッチャーの性格上、もし短気な人の場合は、できるだけ気配りをして頭に血が上らないようにすることもキャッチャーの役目だと思います。
普段からコミュニケーションをたくさんとっていれば、ちょっとしたピッチャーの変化がわかるようになると思います。
時には疲れが出てきて、投球フォームが変わっていることも気づくことあるでしょう。
そのような小さなことでも気づくことができるようになれば、チームにとっても大きなプラスです。
ピッチャーが多いチームは大変かもしれませんが、ピッチャー1人1人の性格を把握することが、キャッチャーとしての理想だと思います。
まとめ!
このように、キャッチャーは、サッカーで言えば司令塔的な要素が詰まっているので、
大変なポジションかもしれませんが、逆に、かなり遣り甲斐があるポジションだと思います。
キャッチャーは、ピッチャーの良さを引き出すために、いろんなことを考えながらプレイしなければなりません。
少しまとめてみますと、
①決め球などの把握
②コントロールの把握
③性格の把握
以上の3つがピッチャーの良さを引き出すために必要になってきます。
今回は、配球が上達がするために必要なコツ、考え方をお伝えしてきました。
少しでも、野球の上達の支えになれば、うれしいです。