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(出典:http://www.ad-vank.com/)

プロ野球において、2016年からコリジョン(衝突)ルールが適用されました。

 

2016年から導入されたものの、シーズンの途中で、改正、変更点があり、さらに来年2017年にも見直しがあります。

 

2017年のシーズンから適用されるであろう追加の運用基準では、

 

本塁上だけでなく、併殺防止の危険な走塁を禁止し、2塁上でもビデオ判定を行うなど追加する見通しのようです。

 

そこで、今回は、「プロ野球での現状のコリジョンルールの意味や基準についてできるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

コリジョンルールとは?

 

コリジョンルールができた背景としては、

 

メジャーリーグで、2011年に、本塁での走者の危険なスライディングにより、キャッチャーが負傷したことをきっかけにして、導入されました。

 

そして、日本のプロ野球でも、阪神タイガースのマートン選手のたび重なる本塁上での危険なスライディングが問題となり、2016年のシーズンから導入されるようになりました。

 

コリジョンルールは、選手の安全のためにできたルールとなります。

 

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(出典:http://newstar0320.com/)

 

このコリジョンルールは、新しい運用基準(2016年7月22日から適用)により、

 

・走者が明らかに守備側選手に向かい発生した衝突や、守備側が明らかに走者の走路を妨害した場合に適用する。

・守備側(キャッチャー)の立つ位置は基本的に本塁の前。

・送球がそれ、走路に入らなくては守備ができなかった場合は適用しない。

・衝突がなくても立つ位置が不適切なら警告を与える場合がある。

 

新しい運用基準ができるまでは、

 

守備側(キャッチャー)の走路へ侵入するブロックを禁止することを厳格に運用していたようですが、

 

新しい運用基準では、

 

送球がそれてやむを得ず走路に入ったのであれば、それは対象外で、実際に送球がそれていないにも関わらず、ブロックしたかどうかを厳格に判断するようなルールに変更されました。

 

たしかに、内野手の送球がそれてしまって、やむを得ずキャッチャーがランナーの走路に入ってタッチした場合であっても、走路を妨害したとして、相手チームが抗議し、ビデオ判定と協議の結果、セーフとなったことも何回かありました。

 

本来のルールの意図としては、

 

本塁上での危険な接触を防ぐためのルールが、実際に運用してみたら、守備側(キャッチャー)に大きな不利益のようなこともあったので、この新しい基準は個人的には良かったと思います。

 

いくらなんでも、内野手のそれた送球を取りにいったキャッチャーが、タイミング的に明らかにアウトにも関わらず、走路を防いだとして、相手側の抗議により、結果として「セーフ」という判定は、さすがに納得はできないですよね。

 

ですので、新しい運用基準は、

 

それを明記している点で大きな変更だと思います。

 

コリジョンルールでキャッチャーが気をつけるべきこと!

 

今までは、キャッチャーが走者の走路に侵入することが禁止されていたので、かなり神経質になっていたのですが、

 

新しい運用基準により、

 

ランナーは、明らかに守備側に向かい発生した衝突した場合。

キャッチャーは、明らかに走者の走路を妨害した場合。

 

以上のように、明記されたことから、だいぶんキャッチャーのストレスがへ減ったと思われます。

 

ポイントとしては、

 

「明らかに」というところが大きいのではないでしょうか。

 

そもそもキャッチャーは、コリジョンルールができてからは、ブロックらしいブロックはしていないにも関わらず、野手の送球がそれた際に、それを捕球し、タッチをしにいったら、走者の走路を妨害したとして、判定が「セーフ」となることが多かったので、この明記されたところは大きいでしょう。

 

ですので、今後、キャッチャーが気をつけるポイントとしては、

 

キャッチャーは、走者の走路に入るというのは争点ではないので、

 

キャッチャーは、本塁の前に立ち、野手の送球をしっかりと捕球してから、タッチをしにいくことを意識するとよいでしょう。

 

そうすれば、問題なくプレイができると思います。

 

 

野球の基本的なルールについては、こちらの記事がオススメです。

 

野球のルールを知らない初心者に!簡単でわかりやすい説明とは? 

 

まとめ!

 

このように、コリジョンルールについて、少しは理解が深まったのではないでしょうか。

 

新しい運用基準では、

 

・走者が明らかに守備側選手に向かい発生した衝突や、守備側が明らかに走者の走路を妨害した場合に適用する。

・守備側(キャッチャー)の立つ位置は基本的に本塁の前。

・送球がそれ、走路に入らなくては守備ができなかった場合は適用しない。

・衝突がなくても立つ位置が不適切なら警告を与える場合がある。

 

このようになります。

 

来年2017年の1月にコリジョンルールが、1部追加されます。

 

内容としては、2塁上での併殺防止の危険な走塁を禁止することです。

 

たしかに、本塁上以外でも、危険な走塁はありえるので、次の追加基準も選手の安全を考えると良いルールだと思います。

 

また、新しい基準が追加されましたら、追加で更新します。

 

今回は、「プロ野球のコリジョン(衝突)ルールの意味や新基準」についてお伝えしました。