野球においてのピッチャーの投球フォームは、人それぞれ同じようで違います。
その人の投げやすい投げ方で投げている人やバッターがタイミングを取りにくいように敢えてピッチングフォーム変えた人もいるでしょう。
野球中継を見ていても、1人1人投げ方が違うので、投げ方の違いに注目して見るのも、それはそれで楽めるのかもしれません。
そこで、今回はピッチャーの投球フォームの種類を挙げながら、そのフォームの特徴をできるだけわかり易くお伝えしていきたいと思います。
ピッチングフォームの種類
ピッチャーの投球フォームは、基本的な投げ方は何種類あると思いますか?
答えは、大きく区分しますと、4種類の投球フォームがあります。
①オーバースロー
②サイドスロー
③スリークォーター
④アンダースロー
大きくは、この4つ分かれます。
それでは、順に説明していきたいと思います。
①オーバースロー
「オーバースロー」は、
オーソドックスな投げ方で、上から投げおろすフォームです。
おそらくピッチャーの中では一番このフォームで投げる人が多いのではないでしょうか。
(出典:http://everyday-e-news.com/)
特徴としては、
速球派のピッチャーが多く、他の投げ方に比べると、投げるリリースポイントの位置が一番高いために、角度のあるボールを投げることができます。
例えば、日本ハムファイターズの大谷翔平投手やニューヨークヤンキースの田中将大投手などが挙げられます。
ピッチャーを初めてする人は、まずこのオーソドックスな「オーバースロー」から始める人がほとんどでしょう。
②サイドスロー
「サイドスロー」は、
ボールを地面に水平の位置で投げるフォームです。
また、サイドスローの他に、「横手投げ」、「サイドハンド」とも言ったりします。
(出典:http://news.livedoor.com/)
特徴としては、
シンカー、スクリュー、スライダー、カーブなど横への変化球を主体にピッチングをするピッチャーが多いのが特徴として挙げられます。
例えば、右投げなら、元ヤクルトスワローズの高津臣吾投手や、左投げなら、元阪神タイガースの田村勤投手が挙げられます。
③スリークォーター
「スリークォーター」は、
3/4という意味ですが、オーバースローとサイドスローの中間の位置で投げるフォームとなります。
(出典:http://mainichi.jp/articles/)
特徴としては、
ややオーバースローに近いので、オーバースローと同様に、ストレートに力のあるピッチャーが多く、
少し斜めから投げるので、変化球もよく曲がるのが特徴です。
また、オーバースローやサイドスローに比べて、肩や肘への負担が軽いのも特徴の一つです。
例えば、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手や読売ジャイアンツの杉内俊哉投手などが代表するピッチャーとして、挙げられます。
肩や肘の負担を考慮して、オーバースローからスリークォーターに投げ方を変える人が多いです。
④アンダースロー
「アンダースロー」は、
ボールをリリースする位置が地面と水平よりも下から投げるフォームを言います。
(出典:http://blogs.yahoo.co.jp/hallo_baseball/)
別名としては、「下手投げ」や「サブマリン投法」とも言われます。
特徴としては、
バッターからすれば、ボールが下から浮き上がってくるため、別次元の軌道である特徴があります。
ですから、女子ソフトボールの上野由岐子選手の「ライズボール」のような感覚で、下から上へボールが浮き上がってくるので、
初めてアンダースローのピッチャーと対戦するバッターは、かなり困惑します。
また、カーブやシンカーなどは一度ボールが浮き上がってから落ちるので、普通では考えられないような軌道するので、バッターの対応が難しくなります。
例えば、西武ライオンズの牧田和久投手や元ロッテマーリンズの渡辺俊介選手が挙げられます。
まとめ!
ピッチャーの投球フォームが少しずつわかってきたのではないでしょうか。
このように、投球フォームは、これら4つに区分されます。
①オーバースロー
②サイドスロー
③スリークォーター
④アンダースロー
これらは、それぞれ投げ方によって特徴があります。
これで野球を見る目も少しは違った目でみることができるのではないでしょうか。
今回は、ピッチャーの投球フォームの種類をお伝えしてきました。