(出典:http://matome.naver.jp/)
野球のピッチャーの肩、肘の怪我を防止するのには、アイシングが必要になってきます。
アイシングをされている人は、どのくらいの時間をされていますか?
実は、アイシングをするのにも効果的な時間っていうものがあります。
そこで、今回は、ピッチャーの肩、肘の怪我の防止のために、アイシングの効果的なやり方、時間などをお伝えしたいと思います。
そもそもアイシングってなぜするの?
ピッチャーの人は、投球した後に肩、肘を冷やしていると思います。
実は、一昔前までは、「ピッチャーは肩を冷やすとダメ」ということが言われていました。
おそらくですが、患部を冷やすと、血行が悪くなる、逆に痛みが増すなどいろんなことが考えれられたのでないかと思います。
しかし、今は科学的な根拠をもって、投げた後は、むしろ冷やさなければなりません。
では、なぜ肩、肘などの患部を冷やす必要があるのか?
それは、投げた後は、肩、肘に炎症が起きているからです。
そして、アイシングをすることで、その炎症を他の場所に広げない効果、また、痛み抑える効果があります。
さらに、患部の回復を早めてくれる効果もあります。
ちなみにその肩の回復に必要な期間は、医学的に言われているのが、投げ終えてから、48時間~72時間くらいと言われています。
ただし、48時間~72時間経っても、肩、肘に痛みがある場合は、もう少し安静にすることが必要です。
このように、アイシングする意味合いとしては、炎症を抑えたり、回復を早める効果があります。
これは、他にも当てはまります。
例えば、捻挫、突き指、打撲などのときも同じで、患部が物凄くはれると思います。
ですので、その患部をアイシングすると、炎症をおさえることができ、怪我の回復を早める効果がありますので、肩、肘と同様に患部を冷やしてください。
ちなみに、捻挫、突き指、打撲などは、怪我をしたらできるだけ早く、アイシングすると、より効果があるので、すぐに処置するようにしましょう。
アイシングは何が一番効果がある?
アイシングは、
①冷湿布
②コールドパック
③氷
などに区分されるでしょう。
それでは、順に説明しますと、
①冷湿布は、
アイシングとしての効果はありません。
なぜなら、アイシングとは、冷やすことをいうわけですから、冷湿布で、ビール、ジュースなど冷やすことができないですよね。
ですから、冷湿布で、アイシングはできません。
②コールドパックは、
アイシングとして使えることは使えますが、少し危険すぎるので、オススメできません。
なぜなら、凍傷などの恐れがあるからです。
ですから、コールドパックでのアイシングは止めた方がよいでしょう。
③氷は、
アイシングとして、最も効果的です。
なぜなら、氷の方が患部をしっかりと冷やすことができるからです。
スーパーの袋に氷を入れて患部を冷やしてください。
冷やす際は、氷に水を入れて冷やす人がいると思いますが、患部の奥までしっかりと冷やすためには、氷だけで冷やす方がより効果的です。
アイシングの時間は?
最後に、
アイシングの時間ですが、
20分間、冷やして下さい。
初めの3分くらいで、冷たくて痛く感じるかもしれませんが、やめずに冷やし続けましょう。
ちなみに、冷やす前ですが、投げた後に必ずクールダウンをしてから、冷やすようにして下さい。
まとめ!
このように、野球のピッチャーの肩、肘には細心の注意を払ってケアする必要があります。
アイシングをすることによって、炎症をおさえ、回復する時間も短縮することから、アイシングは非常に重要だと言えます。
簡単に、まとめてみますと、
アイシングは、
氷で行うこと。
アイシングの時間は、
20分間、冷やすこと。
以上のように、アイシングをすると、ピッチャーの肩、肘を痛めることをできる限り防ぐことができます。
ピッチャーの肩、肘は消耗品ですから、大事にケアしていきましょう。