軟式の少年野球では変化球が禁止されているため、変化球を投げることができませんが、
中学になると、変化球を投げることができるため、投球にも幅が出てきます。
ピッチャーをしている人なら、初めて変化球を投げることを考えた場合、
カーブを投げてみようと試された人が多いのではないでしょうか。
好奇心のある人なら、キャッチボールの際に、いろんなボールの握りで変化のあるボールを楽しんだ人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は、変化球の中でも、ピッチャーの人であれば、だいたいの人が身につけるであろう、緩いカーブの投げ方、握り方についてお伝えしていきたいと思います。
カーブの種類は?
(出典:http://freshwater24.hatenablog.com/)
まずは、カーブの種類についてですが、
カーブは、緩いカーブ、ドロップカーブ、パワーカーブなど数種類のカーブがあります。
ですが、だいたいの人が、ごく普通の緩いカーブを身につけてから、自分独自にボールに回転を強めにかけたり、
あるいは、緩い回転数にしたり、または、握りを若干変えてみたりして、応用させて投げている人が多いと思います。
今回は、その中でも、緩いカーブについて、マスターできるようにお伝えしていきます。
カーブの握り方とは?
(出典:http://column.sp.baseball.findfriends.jp/)
カーブの握り方は、まずは上の図のように握っていただくのが、スタンダードだと思います。
握り方は、
中指を縫い目にかけて、人差し指は添える感じで握ります。
カーブの基本的な握り方として、このように握ると良いと思います。
ちなみに、中指の縫い目へのかけ方ですが、
指先だけを縫い目にかける方法と中指全体を縫い目にかける方法があります。
しかし、どちらが良いというのではないので、
自分でどちらとも試していただいて、しっくりとくる、縫い目のかけ方で投げると良いと思います。
このカーブの変化の特徴は、ストレートよりも球速が遅いので、
その分だけ重力の影響を受けやすく、縦に曲がりながら落ちるというのが特徴です。
レンジャースのダルビッシュ・有投手やドジャースの前田健太投手をイメージしていただければと思います。
初めて変化球を投げる人には、比較的習得しやすいので、おすすめだと思います。
カーブの投げ方とは?
握り方は上の図のようにしながら、実際にはどのように投げれば良いのか?
これがもっとも重要なポイントですが、
投げ方は、ストレートと同様に腕をしっかりと振って投げてください。
ポイントは、手首と肘をできるだけやわらかくして、リリース(投げる位置)をしっかりと固定させることが重要です。
また、投げる際のコツとしては、
手首でボールを切って、親指と中指からボールを抜くイメージで投げるのがコツだと思います。
ここで、ボールを抜くイメージが難しく感じた人もいるかもしれないので、
ボールを抜くイメージを、少しでも参考にしていただければと思い、紹介したいと思います。
私がプロ選手の知り合いに教わったのが、
あくまでもイメージですが、
耳かきで、耳をかくイメージで、ボールをリリースすると上手くボールを抜くことができる
と聞きました。
ただし、ここで気をつけてほしいポイントは、
リリースの際に、手首を捻りすぎないことです。
変化を大きくしようとして、そのように手首を捻りすぎると、ボールに変な力が加わり、ホームベースよりも手前でワンバウンドする恐れがあるからです。
ですから、リリースする際は、手首を捻るのではなく、抜く感じで投げることを意識してほしいと思います。
まとめ!
このように、カーブの握り方、投げ方をお伝えしてきましたが、
握り方のポイントとしては、
中指を縫い目にかけて、人差し指は添える感じで握ります。
投げ方のポイントとしては、
手首でボールを切って、親指と中指からボールを抜くイメージで投げるのがコツです。
始めは慣れないので、しっかりとした変化やコントロールがが難しいかもしれませんが、
練習すれば、簡単に投げれるようになると思います。
このカーブがマスターできるようになれば、それを応用させて、ボールに強く回転をかけたり、緩く回転させたり、自分でアレンジすると、オリジナルのカーブが投げれると思います。
今回は緩いカーブの握り方、投げ方をお伝えしました。