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(出典:http://www.colantotte.jp/)

内野手の守備で、バッターによって、守っている守備位置を変更すべきかどうかということを悩んだことがあると思います。

 

バッターによって守備位置の変更することは、内野の守備力を一歩先のレベルに上達するために必ず必要になってきます。

 

そこで、今回は、守備位置を変更するなら、どのように変更するのが良いのかについて、お伝えしていきたいと思います。

 

守備位置を変更する際のポイント!

 

内野の守備位置を変更する際に必要になってくるのは、やはり相手の選手を見抜く洞察力、観察力がかなり必要になってきます。

 

そうはいっても、今回お伝えするようにすれば、おおよそ大丈夫です。

 

経験を積んでから、自分の勘を頼りにするのが一番良いと思います。

 

広島東洋カープの菊池涼介選手や元読売ジャイアンツの仁志敏久さんは、かなりの大胆な守備位置の変更で、ヒット性の当たりをなんなくアウトにしていたので、ほんと凄かったです。

 

ピッチャーからすれば、ヒットがアウトになる訳ですから、超ファインプレーだと思います。

 

そこで、守備位置変更の際の主なポイントですが、

 

①ピッチャーが投げる球種、コース

②バッターの特徴を掴む

 

この2つが、内野手の守備位置を変更する際のポイントです。

 

それでは、順に解説していきたいと思います。

 

①ピッチャーが投げる球種、コース!

 

「ピッチャーが投げる球種、コース」とは、

 

キャッチャーが出すサインを見て、ピッチャーがボールを投げる直前に、内野手が守備位置を変えることをいいます。

 

これは、事前に内野手がキャッチャーのサインを知らなければ、教えてもらってください。

 

そして、そのキャッチャーのサインによって、内野手は守備位置を変更します。

 

これは、高校でも強豪校と言われるようなチームは、実際にやっているでしょう。

 

私も、高校の時に、キャッチャーのサインによって、守備位置を変更する方法を教えてもらったので、おそらく強豪校は試合でやっています。

 

これは、そんなに極端な守備位置の変更ではありませんが、少しでもヒットをアウトする確率が上がるので、ぜひオススメしたいです。

 

その球種での守備位置の変更ですが、

 

右バッターを仮定しますと、

 

低めへのカーブやフォークボールに関しては、バッターは引っ掛けて、三遊間へのゴロやきやすいので、

 

ショートであれば、守っている位置から、やや三塁よりに守ると良いでしょう。

 

また、逆に左バッターであれば、引っ掛けて、1、2塁間へのゴロがきやすいので、

 

セカンドであれば、守っている位置から、やや1塁よりに守備位置を変更すると良いでしょう。

 

また、コースによっても守備位置を変更できます。

 

外寄りのボールであれば、

 

右バッターを仮定すると、

 

ライト方向への打球の可能性が高まるので、セカンドであれば、やや1塁側へ守ると良いでしょう。

 

同時に、ショートもややセカンドよりに守ると良いでしょう。

 

逆に左バッターの場合はその逆で、外寄りのコースであれば、

 

セカンド、ショートともにややショートより、サードよりに守ると良いでしょう。

 

このように、球種やコースによっても、守備位置を変更することができます。

 

そうすることで、紙一重のプレーでもアウトにする確率が少し上がります。

 

②バッターの特徴を掴む!

 

「バッターの特徴を掴む」は、これは、少し難しいかもしれません。

 

なぜなら、相手の選手の特徴を知らなければ、どのような選手かわからないからです。

 

例えば、これは、メジャーリーグでは、よく行われています。

 

レッドソックスのオルティス選手がバッターボックスに入ると、必ずオルティス選手のシフトを取ります。

 

このシフトは、ご存知の方が多いと思いますが、極端な守備位置の変更で、サードがショートの位置をを守り、ショートがセカンドの位置を守り、セカンドが1、2塁間を守ります。

 

オルティス選手は、左バッターで、ライト方向に引っ張ることしかしないので、相手チームは、このような極端な守備位置を取っています。

 

そして、予定通り、オルティス選手は、ライト方向、1、2塁間にゴロを打ち、アウトになります。

 

ですから、これは相手の選手の特徴を知らなければ、大胆な守備位置の変更ができません。

 

しかし、試合での顔合わせが多い場合には、少しずつ相手のチームの選手の特徴がわかってきます。

 

その際に、逆方向への流し打ちの打球が多いのか、それとも比較的引っ張ってくることが多いのか、センター中心のバッティングが多いのかを観察することが大切になってきます。

 

そして、その選手に合ったポジショニングを考えて、守備位置を変更すると良いでしょう。

 

先ほどもお伝えしました、広島東洋カープの菊池涼介選手や元読売ジャイアンツの仁志敏久選手は、

 

相当相手チームの選手を観察する能力が高いのか、それとも勘が良いのかわかりませんが、極端な守備位置の変更でヒット性の当たりをたくさんアウトにしています。

 

これは、目に見えないファインプレーだと思います。

 

このように、バッターの特徴を掴み、守備位置を変更することで、ヒットをアウトにすることができます。

 

まとめ!

 

このように、内野手の守備のレベルをワンランク上げるための守備位置の変更をお伝えしてきました。

 

今回は、2つお伝えしてきましたが、

 

相手の選手の特徴を掴むのは難しいとしても、

 

球種やコースによる守備位置の変更はできると思いますので、

 

まずは、球種やコースによる守備位置の変更を試してみてはいかかがでしょうか。

 

今回は、内野手の守備のコツとして、守備位置の変更方法をお伝えしてきました。

 

少しでも、守備の上達の支えになれば、うれしいです。