(出典:http://ameblo.jp/eve-1d/)
野球において、ピッチャーの牽制球は、様々な効果があります。
牽制球は、ランナーをアウトにするために投げるというのは、ご存知の方が多いと思います。
しかし、それ以外にも実は、攻撃側に対して、与える効果がたくさんあるのです。
そこで、今回は、「ピッチャーの1塁への牽制球の投げ方や効果やコツ」をお伝えしていきたいと思います。
牽制球の投げ方とは?
(出典:http://johsei.seesaa.net/)
ピッチャーの投げる牽制球は、先ほどお伝えしたように、様々な効果があります。
その牽制球は、どのように投げれば、効果があるのかが重要なポイントとなります。
牽制球は、ランナーをアウトにするために素早く1塁へ投げるというのは、たくさんの人が実践していると思います。
しかし、それ以外にも牽制球の投げ方があります。
それは、緩急のある牽制球です。
これは、ものすごく効果があります。
もちろん素早く牽制球を投げることで、ランナーをアウトにする確率が上がると思います。
さらに、そのアウトにする確率をさらに上げるためには、その緩急を使って牽制球を投げる方法をオススメしたいです。
これは、
1塁に牽制球を投げる際に、素早い牽制球とゆっくりとした牽制球を織り交ぜることです。
具体的に説明しますと、
牽制球を投げるスピードを変えてみたり、牽制球を投げる際のセットポジションでの時間の長さに長短をつけたり、投げるモーションも変化を入れることです。
この緩急を使うことで、
ランナーを刺す確率が上がります。
また、ランナーは、様々な牽制のパターンがあることで、スタートが切りにくくなり、
たとえランナーをアウトにすることができなくても、次の塁へのスタートを切るのを遅れさせることができます。
ですので、いつもワンパターン化して、素早い牽制球しか投げていない人は、必ず効果があるので、試していただきたいです。
これは、ランナー心理としても、様々なパターンの牽制球があることがわかるだけでも、
スタートがきりにくくなりますし、
リードの距離自体も、アウトにされてしまうのではないかという気持ちから、短い距離となります。
さらに、もうワンランクのことを言えば、キャッチャーに投球するセットポジションでの時間も長短をつけてほしいです。
なぜなら、いつも同じ時間の長さでのセットポジションであれば、断然ランナーは、スタートがきりやすいからです。
これは、ピッチャー心理として、早くバッターを打ち取りたいというタイプの性格の人は、特に注意すべきです。
それは、ランナーのことが目に入らない傾向の人が多いので、いつもと同じようなセットポジションの時間で、あまりランナーを気にしない人が多いので、盗塁されやすい傾向にあります。
ちなみに、これは、プロ野球でもある話です。
ですので、タイムリーヒットを打たれた後の直後が、ランナーも相手の心理的な隙をついて、次の塁を狙ってきますので一番気をつけるところでしょう。
このように、牽制球の投げ方一つでも、相手に対して圧力をかけられるので、ワンパターン化するのではなく、
様々なパターンの牽制をすることが必要になってきます。
牽制球の効果とは?
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先ほども牽制球の効果を一部お伝えしましたが、他にも牽制球の効果があるので、合わせて説明します。
①ランナーの次の塁へのスタートを切るのを遅らせる。
②ランナーのリードの距離を短くさせることがある。
③相手の作戦を知ることができる。
①、②については、先ほど説明したので、
③の「相手の作戦を知ることができる。」を説明します。
これは、牽制をすることで、
例えば、盗塁やヒットエンドランなどのサインが出ていたことがわかったりします。
それは、牽制球を投げた時に、明らかにランナーがスタートを切ろうとして、ランナーが逆をつかれてしまったりすることで、盗塁かヒットエンドランのサインが出ていたことがわかります。
そうなれば、相手側は、作戦を変更して、盗塁などのサインの取り消しをしてくるでしょう。
ですので、牽制球は、単にランナーに対して与える効果だけではないことがわかります。
相手の作戦が見える効果もあるのです。
このように、牽制球は、相手側に様々な効果を与えることができることがわかったと思います。
まとめ!
このように、牽制球の重要性がわかってきたのではないでしょうか。
まとめてみますと、
牽制球の投げ方は、
素早い牽制球とゆっくりとした牽制球を織り交ぜたり、緩急をつけた牽制球を投げてください。
また、牽制球の効果は、
①ランナーの次の塁へのスタートを切るのを遅らせる。
②ランナーのリードの距離を短くさせることがある。
③相手の作戦を知ることができる。
ランナーに与える効果以外にも、相手の作戦を知ることができる効果もあります。
ですので、今まで牽制球をワンパターン化して人は、この機会に緩急をつけるなどの牽制球の投げ方を試していただきたいです。
今回は、1塁への牽制球の投げ方や効果をお伝えしてきました。