野球をしている人なら、試合前、練習中には必ずキャッチボールをしているはずだと思います。
そのキャッチボールがもたらすものは、とんでもなく凄いものだと思います。
そんなキャッチボールさえ見れば、その人がどのくらいの守備力をもっているのかさえわかるとも言われています。
何も考えずにキャッチボールをしている人、何か意図をもちながらキャッチボールをしている人、それぞれいると思います。
今回はそのキャッチボールが、あることを心がけるだけで、守備がものすごく上達し、
実戦に大きく活きてくる練習方法をお伝えしていきたいと思います。
キャッチボールの捕球方法!
(出典:http://watchnow.blog.fc2.com/)
キャッチボールは守備においての基本中の基本だと思います。
そのキャッチボールさえ普段からしっかりとやっておけば、
気がつかないうちに、守備が格段に上達していることは間違いなしだと思います。
そのキャッチボールの捕球方法ですが、
キャッチボールで気をつけなければいけないのは、送球だけでなく捕球も大切だということをお話しします。
試合の実戦では、打球は真正面のこともありますが、
基本的には身体を動かしてからの捕球がほとんどだと思います。
そういうことから、練習においても常にそれを意識してやってほしいと思います。
それでは、実際にはどのように捕球すれば良いのか?
それは、右投げであれば、相手の送球に対して、すばやいフットワークで、グラブが右肩にくる位置で捕球する方が良いと思います。
なぜなら、右投げであれば、そのあとに素早く送球をしなければならないからです。
そういう意味でも、キャッチボールでは、ただ単に捕球するのではなく、
必ず次の動作のことを考えながら、日頃から捕球するとそれだけで、試合に活きた練習になります。
また、捕球時のもう一つのポイントとしては、
右投げなら、グラブをつけていない方の右手は必ず、グラブに添えるように、両手で捕球してください。
たまに、グラブの方の片手だけで捕球する人がいますが、
次の動作に移る際には、右手がグラブに近いところにないと、すばやく送球することはできませんね。
そういう意味もあって、必ず右手を添えて、両手で捕球するようにしましょう。
キャッチボールの送球方法!
次は、キャッチボールの際の送球方法です。
この送球も大変重要だと思います。
送球方法で気をつけた方が良いポイントは、
相手の胸にめがけて投げるのは、誰しも指導してもらっていると思います。
今回は、さらにレベルの高いことを言います。
相手が次の動作に移りやすいところ、もっとかみ砕いて言えば、
相手が右投げなら、相手の右胸に、左投げなら、相手の左胸を目標に投げるように意識してください。
そうすることで、キャッチボールの相手が次の送球に移りやすくなります。
これは、実戦でもかなり活きてきます。
例えば、ダブルプレイの際、ランナー1塁を想定します。
3塁手に打球が飛んだ場合、3塁手はセカンドに投げます。
その際に、カバーに入った2塁手が次のファーストに投げる際に投げやすいところ、2塁手の右胸に投げれば、
次のファーストに投げやすいと思います。
これが、もし、2塁手の左胸に投げてしまったのなら、2塁手は、次の送球に手間取ってしまい、一瞬の差でダブルプレイが完成しない可能性があります。
そういうことからも、より実戦で活かせるように普段のキャッチボールの時から気をつける必要があると思います。
また、もう一つポイントとして挙げると、
送球は、回転の良いボールを投げることが必要だと思います。
なぜなら、普段から回転の悪いボールを投げていると、
試合では悪送球にもつながる恐れがあるからです。
そういうことからも、普段のキャッチボールから回転の良いボールを投げる必要があります。
ちなみに、回転の良いボールを投げるためには、
ボールの縫い目に対して、人差し指と中指を直角にすれば、回転の良いボールが投げれます。
そういうことも意識して、キャッチボールをすれば、物凄く守備力が上達すると思います。
まとめ!
キャッチボールにおいての捕球、送球方法をまとめてみます。
○捕球
①右投げであれば、グラブが右肩にくる位置で捕球すること
②両手で捕球すること
○送球
①相手の投げやすいところを目標に投げること(相手が右投げなら、右胸を目標にすること)
②回転の良いボールを投げること
このように、キャッチボールで、ちょっとしたことを考えながら練習すると、
守備が間違いなく上達すると思います。
気がつけば、守備職人にさえなれるかもしれません。
守備が少しでも上達できると、私は嬉しいですので、頑張って練習に励んで下さい。