(出典:http://column.sp.baseball.findfriends.jp/)
野球の打者において、天才型と努力型のどちらが良いのかということが比較されることがあります。
バッティングにおいては、天才型は天才型特有の長所がありますし、
努力型は努力型特有の長所があります。
今回は、その両者を比較しつつ、将来的に考えた場合、どちらが有利なのかを分析していきたいと思います。
天才型!
(出典:http://atmatome.jp/u/atasan/)
打者で天才型と言えば、
どんな選手が頭をよぎりますか?
天才型は、元読売ジャイアンツの長嶋茂雄さん、元阪神タイガースの新庄剛志さん、元広島東洋カープの前田智徳さんなどが挙げられます。
これらの人は、天才肌と言われていました。
特に、長嶋茂雄さん、新庄剛志さんは、何を狙っているのかわからないくらい、普通の人なら、ありえないようなバッテイングをたびたびしていました。
例えば、長嶋茂雄さんは変化球に全くタイミングがあっていないのにも関わらず、
とっさの反応でスイングをし、ヒットにすることがたびたびあったようです。
元楽天イーグルスの野村克也さんも長嶋さんだけには、かなりの手を焼いていたらしいです。
以前、野村さんは、長嶋さんについて、
「打席では、何を考えているのかが、全く読めない」
ということをコメントされていました。
長嶋さんは、これぞ、天才と言わんばかりの打撃を魅せていたそうです。
これは、もう天性のものが大きいと思います。
また、ご存知の人が多いと思いますが、新庄さんで言えば、
阪神タイガースに在籍していた時のことですが、
巨人との対戦で、槙原寛己さんが投げた、敬遠のボールを三遊間にヒットし、サヨナラ勝ちをしたというエピソードがあったり、
オールスター戦で、ホームスチールを成功させるなど記録というより、記憶に残るような数々なプレーをしていました。
このように、ちょっと普通では考えられないようなプレーを簡単にやってのける新庄さんもかなりの天才型でしょう。
新庄さんに関していえば、もっと努力をしていたら、かなり恐ろしい選手になっていたのかもしれませんね。
努力型!
(出典:https://prcm.jp/album/okamarl/)
この努力型に当てはまる選手と言えば、
現在阪神タイガースの監督、金本知憲さん、元ヤクルトスワローズの古田敦也さんなどが挙げられると思います。
例えば、金本さんは、
広島東洋カープに入団後、今では想像がつきませんが、筋力がほとんどなく、足だけが速かったので、「とにかくゴロを打て」とコーチから言われていたらしいです。
そして、本人曰く、「戦力外も覚悟していた」というくらいの崖っぷちだったそうです。
しかし、筋力トレーニングを本格的に取り入れてから、メキメキと身体が大きくなり、ホームランが打てるようになったようです。
そして、引退するまでに2000本安打、そして、ホームラン数は、ナント476本と素晴らしい成績を残しました。
金本さんがクリーナップを任され、活躍しはじめてから、知ったという人が多いと思いますが、実は、入団3年目までは、崖っぷちに立たされていたにも関わらず、努力によって、這い上がった選手の1人です。
また、古田さんで言えば、
元々、打撃に関しては全くダメで、守備に関しては、抜群に凄いということで、当時ヤクルトスワローズの野村克也監督に抜群の守備力を理由に、レギュラーとして起用されていたそうですが、配球を読んだりする、データ野球を駆使して、最終的には、2000本安打も達成されています。
このように、プロ入り後、全く打撃に関して、眼が出ていなくても、金本さんや古田さんのように、考えられないくらい物凄く努力をした人は、結果として、2000本安打という記録も残されています。
ですから、努力次第で、人は180度、大きく変われるということですね。
まとめ!
このように天才型と努力型の選手をみてきましたが、
天才型は、天才型の凄さがありますし、
努力型は努力型の凄さがあります。
そして、両者を比較し、分析してみると、究極的な考え方ですが、天才型の努力する人間が一番最強だと思います。
例えば、元ヤンキースの松井秀喜さんや、マーリンズのイチロー選手なんかが当てはまります。
なかなか難しいことですが、将来性を踏まえると、
天才でありながらも、その能力に満足することなく、
人一倍の努力をし続ける人こそ、最強なのではないでしょうか。
今回は、打者においての天才型と努力型を比較し、将来性について分析してみました。