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(出典:http://friends.excite.co.jp/)

野球におきましては、俊足の選手というだけで、打撃、守備、走塁、全ての面で重宝されます。

 

打撃の面では、一塁まで、速く到達できるため、内野安打になりやすいですし、

 

また、守備の面では、足が速いと守備範囲は広くなるため、かなり有利です。

 

このように、俊足であれば、野球選手として、いろんな面で活躍ができます。

 

そして、今回は、その俊足の選手になるには、どのような練習をすれば、良いのか?

 

自らの体験をもとに、タイムを大幅に速くする練習方法をお伝えしていきたいと思います。

 

俊足の選手とは?

 

俊足といっても、実際にはどのくらいのレベルの速さで走れる選手を俊足の選手というのか?

 

これに関しては、明確な基準がありませんが、

 

俊足の選手とは、私の主観的なものですが、

 

50メートルで言えば、

 

6秒前半(6秒3以内)くらいの人が、俊足ではないでしょうか。

 

実際に、6秒3以内の人は、高校でも数人しかいませんでしたし、

 

プロ野球選手でも、そうたくさんいるわけではありませんから、6秒前半が妥当なラインではないでしょうか。

 

では、実際に誰でも俊足になれるのかということですが、

 

それは、「誰でも俊足になれますよ」とは、はっきりと言えません。

 

しかし、間違いなく言えるのは、努力次第で、大抵の人は、50メートルを6秒台で走れるようになります。

 

実際に、高校3年の時のチームメイトの9割くらいは、その6秒台で走っていました。

 

9割ということは、ほぼ全員に近い人が、6秒台を達成していることになります。

 

冬の走り込みを2回こなしてきた、3年生になると、半分くらいの人が6秒5以内の俊足になっていました。

 

私も冬の走り込みの時期を越すと、50メートルのタイムが大幅に速くなり、

 

特に野球に必要な塁間のスピードは誰にも負けないくらい速くなっていました。

 

これから説明する、冬にしていた練習を取り入れれば、誰でも間違いなく速くなります。

 

実際に、当時の陸上競技部の短距離を走っている友人からも、

 

その練習方法は、間違いなく足が速くなると言われていました。

 

しかし、ここで一番重要なのは、いかに短い距離で、トップスピードに乗せて、塁間を走り切ったり、ボールを追いかけたりするのかがポイントです。

 

なぜなら、実際に野球で必要なのは、塁間であったり、ボールを追いかける際のスピードが重要だからです。

 

俊足になるための練習方法!

 

それでは、実際の練習方法を具体的にお伝えします。

 

冬のトレーニング時にやっていた走り込みは少し特殊で、

 

100メートルくらいの坂道を毎日10本走っていました。

 

しかも、その100メートルを2人1組で競争して走ります。

 

その2人とは、

 

事前に、50メートルのタイムが同じくらいの人で競い合わせます。

 

そして、一番恐ろしいのが、坂道のちょうど半分くらいの距離で監督が見張っています。

 

同じくらいの人で競わせていることから、一方が手を抜いていたら、すぐにバレてしまいます。

 

手を抜いているのがバレてしまうと、監督からはサボる人間だと思われて、試合に使ってもらえなくなるので、

 

みんな必死にアピールをします。

 

たかが100メートルを10本ですが、1本1本が勝負なので、物凄くしんどくて、地獄みたいな感じでした。

 

体調が悪い人は、嘔吐していました。

 

1日に2、3人は嘔吐していたと思います。

 

ちなみに、私も何回も吐いていました。

 

このように、100メートルくらいの距離の坂道を全力で、毎日10本すれば、間違いなく足が速くなります。

 

一冬越えると、人にもよりますが、50メートルのタイムが、0.3~0.4くらい速くなります。

 

私も最終的に6秒0までタイムを縮めることができました。

 

坂道でダッシュを繰り返し練習すると、平坦を走った際に、ビックリするくらいに足の回転が速くなりますし、野球に必要な塁間が物凄く速くなります。

 

ただし、一つだけ注意してほしいのが、

 

坂道ダッシュは、かなり負荷がかかるので、

 

アキレス腱を伸ばしてしまったり、肉離れをしてしまうという怪我の危険も伴うので、

 

事前のストレッチを入念にすることが重要です。

 

もちろん坂道ダッシュした後も、しっかりとストレッチをして、ケアを怠らないようにして下さい。

 

坂道ダッシュは、足を速くするため、そして、下半身強化のために、最高の練習ですので、

 

参考にしていただければと思います。

 

今回は、俊足の選手になるための練習方法をお伝えしました。