野球において、良い結果を残すためには、冬のボールを比較的使用しないオフシーズンが、非常に重要な時期になります。

 

たしかに、冬よりも春や夏の方が野球が伸びると言われるかもしれませんが、大きく伸びるのは、間違いなく冬の時期でしょう。

 

なぜ、冬の練習やトレーニングの効果が、次の春や夏のシーズンに、大きく成果を生むのかが、気になるところだと思います。

 

そこで、今回は「冬の練習やトレーニングが、次のシーズンの春や夏の試合で、大きな結果を生むのか」について、お伝えしていきたいと思います。

 

なぜ、冬の練習やトレーニングが好結果を生むのか?

 

それでは、なぜ、冬の練習やトレーニングが、次の春や夏のシーズンで活きてくるのか。

 

それは、

 

①走り込みをすることにより、下半身が強化される

②まとまった筋力トレーニングをする時間がある

③肩を休めることができる

 

これら3つが冬の時期にできることにより、大きく力がつきます。

 

ただ、逆に言えば、レギュラーの選手は努力をおろそかにすれば、ものすごく努力する人は飛躍的に大きく伸びるので、

 

立場の逆転も十分にありうるため、非常に重要な時期といえるでしょう。

 

また、力のついていない選手は、冬の時期にいかに目的をもって、トレーニングをするかで、レギュラーに大きく近づくことができるので、冬の時期が大きな勝負時期となります。

 

それでは、順に説明していきたいと思います。

 

①走り込みをすることにより、下半身が強化される

(出典:http://akasannz.com/)

冬の練習で代表的な練習は走り込みです。

 

私が、高校の時の走り込みのメニューは、

 

毎日10キロ近く走るメニューと150メートルほどの短距離をダッシュするという2つの大きなメニューがありました。

 

毎日、練習についていくだけでも、きつかったですが、冬の時期を超えた春の時期には、下半身がものすごく強化され、短距離も速くなりました。

 

そして同時に、バッティングや肩も強化されたので、ものすごく大きかったと思います。

 

特に、スローイングとバッティングの打球の速さが見違えるほど力強くなったので、手を抜かずにしっかりとメニューをこなす必要があります。

 

この走り込みは、さすがに春や夏の時期に毎日10キロを走ったり、ダッシュをする時間が取れないのが普通だと思います。

 

ですので、いかにこの時期に走りこむかによって、次のシーズンの春や夏に大きく成果として、あらわれるでしょう。

 

また、全体メニューとして、たくさんの走り込みのメニューがある場合については、やはり他の選手よりも練習を差をつけたいのであれば、練習量を増やす必要があります。

 

それは、みんなと同じことを、同じだけしていては、レギュラーを勝ち取ることができないからです。

 

ですので、他の選手よりの一歩前にいきたいのであれば、全体練習後に、30分でも時間を取って、ダッシュを繰り返すなどして、さらなるレベルアップを図りましょう。

 

努力は裏切らないので、もし、レギュラーになりたい、又は、もっとレベルアップを図りたい選手は、冬の時期に、人一倍努力して、次の春のシーズンを迎えましょう。

 

②まとまった筋力トレーニングをする時間がある

(出典:http://akasannz.com/supports/)

この冬の時期は、筋力トレーニングをするには、最高の時期です。

 

なぜなら、ボールを使った練習をする時間は、春や夏の時期に比べ限られているため、冬の時期には筋力トレーニングをする時間がたくさん取れるからです。

 

これは、たしかに筋力トレーニングは通年通して、トレーニングする方が良いですが、どうしても春や夏の時期は、ボールを使った練習がメインとなるため、たくさんの時間が取りにくいからです。

 

ですので、冬の時期にしっかりとメニューを組んでこなしていく必要があります。

 

また、試合がないため、筋力トレーニングで、とことん身体を追い込むことができます。

 

ですので、冬の時期にしっかりと筋力トレーニングを積んで、身体をいじめ抜いて、パワーアップを図りましょう。

 

③肩を休めることができる

 

これは、春や夏のシーズンであれば、どうしても毎日ボールを投げることになります。

 

ですので、多少の肩痛やひじ痛の選手は、我慢をしながら、プレイしているということが多いことは事実としてあります。

 

そう考えると、冬の時期は、試合自体がないので、肩や肘の痛みがなくなるまでは、思い切ってノースローにする必要があります。

 

なぜなら、試合がない時期なので、無理して投げる必要がないので、休むことで、痛めた肩を修復し、さらに強い肩を作るためです。

 

ですので、もし、全体練習のメニューで、遠投することがあれば、思い切って休むことをオススメします。

 

たしかに、レギュラー争いの中であれば、休むのが怖いかもしれませんが、それでも休むことが休む勇気が大切です。

 

むしろ先の春や夏のシーズンの試合で結果を残すということを考えれば、絶対に休むべきです。

 

ですので、目先のレギュラー争いだけを考えるのではなく、先を見据えた、練習プランニングを考えることが、良い結果を生むにも重要となってきます。

 

まとめ!

 

このように、野球において、冬の練習がいかに重要かがわかってきたのではないでしょうか。

 

冬の練習がもたらす効果をまとめてみますと、

 

①走り込みをすることにより、下半身が強化される

②まとまった筋力トレーニングをする時間がある

③肩を休めることができる

 

これらの3つの要素が、冬の練習やトレーニングの効果があります。

 

ですので、いかに冬の練習で、自分を追い込めるかで、次の春や夏のシーズンで、大きく成果をあげられるのかどうかが決まるでしょう。

 

レギュラーの選手にとっても、レギュラーでない選手にとっても、ともに、自分に厳しくできるのかどうかで、次の1年間が決まるでしょう。

 

ですので、冬の時期には、誰にも負けないくらいの練習をすることをオススメします。

 

そうすれば、必ず大きな成果を出すことができるでしょう。

 

今回は「野球において、冬の練習やトレーニングが、試合で大きな結果を生む」ことについて、お伝えしました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。