(出典:http://pinky-media.jp/)
ヤクルトスワローズの山田哲人選手が、遂に2年連続のトリプルスリーがほぼ当確となりました。
ほんと凄いですね。
今年は、春先からホームランを量産して、ホームラン数は前半戦を終えた時点で、29本とホームランに関しては、トリプルスリーの条件である30本を楽に超えられる感じでした。
また、打率に関しては、開幕以来ずっと.320以上を安定してキープしていました。
そして、2016年9月6日に、30盗塁まで、あと1つに迫っていた盗塁を成功させて、あっさりとトリプルスリーをほぼ確定させました。
そんな山田哲人選手は、なぜこんなにも打てるようになったのか?
走れるようになったのか?
今回は、山田哲人選手が、こんなにも凄い成績を残せるようになった秘訣について、お伝えしていきたいと思います。
山田哲人選手の成績が大きく伸びた秘訣とは?
山田選手と言えば、豪快なスイングのイメージですが、
実は、それ以外にも凄いところがたくさんあります。
まとめてみますと、
①打球を遠くに運ぶ方法を身につけたこと
②選球眼が非常に良いこと
③足が速いだけではなく、盗塁技術が凄いこと
以上のことが言えると思います。
それでは、具体的に説明していきたいと思います。
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①打球を遠くに運ぶ方法を身につけたこと
山田選手は、もともとプロに入団する前までは、大阪の強豪の履正社高校では、高校通算31本を記録するなど
ホームランを量産していました。
しかし、プロに入団した当初は、高校のようなホームランをたくさん打つという感じではありませんでした。
そんな山田選手が、杉村繁打撃コーチに出会ってから、打撃が大きく開花しました。
杉村コーチと言えば、
マリナーズの青木宣親選手やソフトバンクホークスの内川聖一選手を育てたと言われる人です。
山田選手は、その杉村コーチの指導を受けてから、もともと持っていた素質が大きく開花しました。
打球に関していえば、決して体格には恵まれた方ではありませんが、
打球の伸び方が、規格外に伸びていきます。
やはり杉村コーチの指導力が凄いのはもちろんですが、
それを実践している山田選手はもっと凄いと思います。
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私が思うには、
山田選手は、インパクトの瞬間(ボールがバットに当たる瞬間)にボールにスピンをかけるのが非常に上手いのだと思います。
ですから、ボールが大きく反発して、異常なくらいに打球が伸びるのだと思います。
3冠王を2度記録した、落合博満さんが以前コメントされていたのですが、
「ホームランを打つには、ボールにいかにスピンをかけられるかで、ホームランが打てない人でも、ホームランを打つことができる」
とおっしゃっていたのを覚えています。
たしかに、その落合博満さんが言っているそのスピンをかけるのが、山田選手は非常に上手いから、このような凄い結果を残せるのだと思います。
しかも、山田選手の凄いのは、レフトだけでなく、逆方向のライト方向にもホームランを打てるのも魅力の一つだと思います。
ほんと山田選手は化け物ですね。
②選球眼が非常に良いこと
あまり注目されているものではありませんが、山田選手は、物凄く選球眼が良く、選球眼の良さは球界屈指だと思います。
まず、成績だけでどれだけ凄いのかを示してみますと、
四球数 90個(リーグ1位)
出塁率 .446(リーグ1位)
得点 97点(リーグ1位) (2016年9月6日現在)
これだけ見て頂いても凄いと思います。
この中でも、得点がもの凄いと思います。
なぜなら、山田選手は、8月の途中にケガの為、2週間ほど試合に出ていなかったにもかかわらず、
広島東洋カープの菊池涼介選手、丸佳浩選手を抑えての1位が凄いです。
昨年のように、1番バッターを任されているのであれば、得点が多いのもわかりますが、
今年は、ポイントゲッターとして主に3番、4番を任されていることが多いにもかかわらず、得点において、リーグトップです。
得点が多いのは、打率が高いのも要因として考えられますが、ファーボールでの出塁が多いことが一番の要因として挙げられると思います。
また同時に、この選球眼の良さは、少しでも甘いボールがきた場合でも、一撃で仕留めることができるほど、高い確率でホームランにしているそうです。
そういう意味からも、選球眼の良さが、打率の高さやホームランを量産していることにつながっているのだと思います。
③足が速いだけではなく、盗塁技術が凄いこと
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山田選手の足は速いのですが、どれだけの速さか、ご存知の方いますか?
山田選手は、50メートルを5秒8で走るそうです。
相当速いですね。
そして、山田選手は、その足の速さが速いから、盗塁数が多く、盗塁成功率が高いのはわかると思いますが、その盗塁成功率が異常に高いのです。
ちなみに、その盗塁成功率は、驚異の93%以上です。
盗塁成功率が高い理由としては、足の速さに加え、盗塁王を2回も獲得された、福地走塁コーチ直伝の手腕による盗塁技術だと言われています。
福地コーチからは、リード、スタートの仕方、スタートのタイミング、走るフォーム、重心の置き方など、いろいろなアドバイスを受け、試行錯誤した結果、
今現在の山田選手の盗塁数や盗塁成功率につながっているそうです。
やはり、どんなことでも自分に合っているやり方、合っていないやり方があるので、試行錯誤を重ね、
その結果、必要なものは吸収し、必要でないものは放っておくことが大切だということですね。
そんな山田選手は、たくさん試行錯誤の積み重ねで、球界屈指の盗塁技術を身につけられたのだと思います。
まとめ!
このように、山田選手は、史上初の2年連続トリプルスリーをほぼ確実にしたのにも、
様々な要因があるからということがわかったと思います。
まとめてみますと、
①打球を遠くに運ぶ方法を身につけたこと
②選球眼が非常に良いこと
③足が速いだけではなく、盗塁技術が凄いこと
ホームランもこんなに打てて、走れる選手は今までプロ野球界にいなかったので、
凄いの一言しか言いようがありません。
今年はあと少し試合数も残っていますので、
できれば、打率.300で、ホームラン40本の大記録を達成してほしいです。
今後のヤクルトスワローズの山田哲人選手に、ご注目下さい。