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(出典:http://thinksystems.lolipop.jp/)

ピッチャーをしている人にとって、三振がたくさん取れるピッチャーは憧れだと思います。

 

メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手やテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は、メジャーリーグの中でも、奪三振率の高いピッチャーとして有名です。

 

三振が自分が取りたいときに、いつでも取れるようなピッチャーは最高ですが、

 

今回は、その「奪三振率の意味や計算方法や歴代通算ランキング」をお伝えしていきたいと思います。

 

奪三振率とは?

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(出典:http://www.baseball-money.net/)

まず奪三振から説明します。

 

奪三振とは、

 

ピッチャーがバッターを三振に仕留めることで記録されるものです。

 

そして、奪三振率とは、

 

1試合を9イニングとして換算し、1試合平均で算出します。

 

ですので、投球回数を上回る奪三振を記録すれば、奪三振率が9以上になることになります。

 

奪三振率は、ピッチャーの能力を測る指標であり、この奪三振率が高いピッチャーほど、自力で打ち取ることができるピッチャーとされます。

 

また、奪三振率が低いピッチャーほど、バッターに打たせてアウトを取るようなピッチャーとされます。

 

バットに当てることすら難しい決め球の変化球をもっているピッチャーほど、奪三振率が高い傾向にあります。

 

例えば、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は、メジャー屈指の奪三振率を誇りますが、

 

ダルビッシュ有投手は、決め球としての変化球が多彩ですが、その中でもスライダーとスプリットを決め球として、たくさんの三振を奪っています。

 

また、トミー・ジョン手術からの復帰後は、ストレートが力強くなり、160キロ近いストレートで三振を奪うことも増えています。

 

この奪三振率は、ピッチャーの能力を測る上で、重要な記録であるといえるでしょう。

 

奪三振率の計算方法とは?

 

「奪三振率の計算方法」は、

 

奪三振率=奪三振数×9÷投球回数

 

この算式により、奪三振率を求めます。

 

先ほどお伝えしたように、

 

奪三振率は、

 

1度9イニングに換算した上で、それに投げた投球回数で割ることで、算出することになります。

 

また、この奪三振率が高いピッチャーほど、

 

被打率が低くなるといった傾向がみられます。

 

奪三振率が高いということは、ピッチャーが投げたボールが、バッターがバットに当てることすら少ないので、結果として、被打率が少ないことにつながっているのだと思われます。

 

ただし、決め球である変化球が抜けてしまって、バッターからすれば、真ん中付近への失投もけっこうあるので、メジャーリーグでは、ホームランを打たれるケースが多いのも事実です。

 

このように、

 

奪三振率が高いと、自力で打ち取ることができやすいので、被打率が低い傾向にあるということを知っておくと良いでしょう。

 

奪三振率の歴代ランキングは?

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(出典:http://matome.naver.jp/)

プロ野球での1シーズンでの奪三振率ランキングは(規定イニング130イニング以上)は、

 

1位 大谷 翔平投手 11.19 北海道日本ハムファイターズ(2016年)

2位 石井 一久投手 11.05 ヤクルトスワローズ (1998年)

3位 野茂 英雄投手 10.99 近鉄バッファローズ(1990年)

 

通算での奪三振率ランキング(通算2000イニング以上)は、

 

1位 杉内 俊哉 9.28 読売ジャイアンツ(その他ソフトバンクホークス)

2位 石井 一久 8.84 ヤクルトスワローズ(その他西武ライオンズ)

3位 江夏 豊 8.41 阪神タイガース(他3球団)

 

以上のようになっています。

 

これを見てみると、1シーズンでの記録は、

 

大谷翔平投手が、今年2016年のシーズンで、約20年ぶりに奪三振率の記録を更新したことになります。

 

大谷投手の奪三振率11.19の数字は、驚異的なので、今後記録を更新するのは難しいでしょう。

 

ストレートのスピードも165キロと日本記録を大幅に更新したので、結果として、奪三振率も高くなったのだと思います。

 

奪三振率11.19は、1試合で二桁奪三振を記録するのも難しいので、あり得ないような数字ですね。

 

2016年の大谷投手といえば、アウトのうち、ほとんどが奪三振を記録していたようなイメージでした。

 

それくらい凄かったです。

 

また、通算奪三振率ランキングでは、読売ジャイアンツの杉内俊哉投手が、1位です。

 

唯一1人だけ、奪三振率が9.28なので、計算上、1イニングに必ず1個以上は奪三振を記録することになります。

 

そう考えると、通算奪三振率が9.28は、異常的な数字ですね。

 

今後は記録を更新するのは、かなり難しいのではと思います。

 

まとめ!

 

このように、奪三振率をお伝えしましたが、奪三振率の高低により、色んな傾向がわかったのではないでしょうか。

 

まとめますと、

 

奪三振率とは、

 

1試合を9イニングとして換算し、1試合平均で算出します。

 

また、奪三振率が高いと、自力で打ち取ることができやすいので、被打率が低い傾向にあるということも知っておきましょう。

 

1シーズンの奪三振率ランキングでは、

 

2016年に大谷翔平投手が、奪三振率11.19を記録し、シーズン新記録を更新しました。

 

大谷翔平投手は、まだまだ進化の途中なので、来年以降にどのくらいの奪三振率を記録するのかも楽しみですね。

 

今回は、「奪三振率の意味や計算方法や歴代通算ランキング」をお伝えしてきました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。