(出典:http://spotlight-media.jp/)
打率と言えば、イチロー選手が思い浮かぶのかなと思いますが、
イチロー選手(現在マイアミ・マーリンズ)は、メジャーリーグに移籍する前のオリックス・ブルーウェーブに在籍していた時に、
シーズン最高打率を更新し、夢の4割に手の届きそうなシーズンもありました。
打撃部門では、ホームラン数や打点も重要視されますが、打率はそれらと同等か、それ以上の価値のあるものかと思います。
そこで、今回は、その「打率の計算方法」をできるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
打率とは?
(出典:http://www.sanspo.com/)
「打率」とは、
打者が打った場合に、どれぐらいの確率でヒットにできるかを示す確率です。
要するに、打者が打った際に、ヒットになる確率です。
ですので、その打率が、高いか低いかで、その選手が確実性のあるバッターであるのかどうかがすぐに判断されてしまいます。
ちなみに、野球において、打率が良いとされる選手の打率は、
打率3割です。
ですから、打率が3割を超えていれば、確実性のあるシュアなバッターとされます。
3割と聞くと、残りの7割が凡退になりますので、
簡単そうなイメージですが、その3割を打つのが物凄く難しいんです。
なぜなら、どんなにヒット性の当たりをたくさん打ったとしても、アウトになれば凡退となるからです。
ですから、プロ野球で、3割バッターと言われるような選手は、相当凄いバッターと言えるでしょう。
また、先ほどお伝えしたように、
打撃部門において、ホームラン数や打点数も重要視されますが、最近では打率の価値も上がってきていると思います。
例えば、プロ野球の1シーズンで、ホームラン数は40本打つけれども、打率が.200しか残せないバッターと
ホームラン数は0本ですが、打率が.340打つバッターなら、どちらが良いバッターと思いますか?
このケースであれば、
おそらく日本のプロ野球では、後者のホームラン数は0本で、打率.340のバッターの方が良いバッターと判断されるでしょう。
しかし、メジャーリーグでは、答えは逆かもしれません。
なぜなら、メジャーリーグでは、ヒットをたくさん打つよりも、ホームランをたくさん打つバッターの方が重宝される傾向にあるからです。
文化の違いですね。
ただ、イチロー選手のメジャーリーグでの大活躍によって、少しはその考え方が変わってきているのは間違いありませんが..。
このように打率は、打者を評価する一つの指標で、
打者が打った際に、ヒットになる確率と覚えておきましょう。
打率の計算方法とは?
(出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/)
打率の計算方法は、
打率=安打数÷打数
これが、打率を計算する際の計算公式になります。
ポイントは、
安打数は、単打、二塁打、三塁打、本塁打の合計数です。
打数は、打席数から、四死球、犠打数、守備妨害による出塁を除いた数です。
これによって打率を計算し、少数第4位まで求めます。
そして、小数第4位を四捨五入して、小数第3位を打率とします。
次に読み方ですが、
例えば、打率.342であれば、
「打率さんわり、よんぶ、にりん」と読みます。
また、1シーズンで、一番打率の高い選手を首位打者と言います。
プロ野球ニュースで、「巨人の坂本勇人選手が、今日のヒット2本で、ついに首位打者になりました」とか聞いたことがありませんか?
その首位打者というのは、打率のトップに立ったということを意味します。
また、同じ打率の選手が複数いる場合は、少数点第4を比較して、打率の順位を決めます。
例えば、打率.3422であれば、
「打率さんわり、よんぶ、にりん、にもう」と読みます。
打率に関しては、このあたりをマスターできれば十分でしょう。
まとめ!
このように、打率に関して、少しずつわかってきたのではないでしょうか。
もう一度おさらいしますと、
打率とは、
打者が打った場合に、どれぐらいの確率でヒットにできるかを示す確率
打率の計算方法とは、
打率=安打数÷打数
打数に関しては、少し除外する項目がありますので、その辺りを注意すればよいと思います。
また、良い打者とされる打率が、打率3割であることも知っておいた方がよいでしょう。
今回は、野球の打率の計算方法をお伝えしてきました。