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(出典:http://mainitinetatyou.blog.so-net.ne.jp/)

メジャーリーグでは、「クオリティースタート」や「ハイクオリティースタート」というのが重要視されています。

 

このクオリティースタートとハイクオリティースタートは、似ているようで厳密には異なります。

 

そこで、今回は、「クオリティースタート」と「ハイクオリティースタートの意味や違いについて

 

できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

「クオリティースタート」とは?

NEW YORK, NY - SEPTEMBER 13: Masahiro Tanaka #19 of the New York Yankees reacts after the final out in the seventh inning against the Toronto Blue Jays at Yankee Stadium on September 13, 2015 in the Bronx borough of New York City. (Photo by Adam Hunger/Getty Images)

 

「クオリティースタート」とは、

 

先発ピッチャーが6イニング以上投げ、かつ、自責点3以内に抑えた時に記録されます。

 

このクオリティースタートは、勝ち負けは、一切関係ありません

 

ですから、例えば、

 

先発ピッチャーが6回を投げて、0対3で負けている場面で降板したとしても、

 

自責点が3点以内に抑えていれば、クオリティースタートとなります。

 

また、

 

先発ピッチャーが6回を投げて、3対4で負けている場面で降板したとしても、

 

失点は4点ですが、自責点が3点以内であれば、クオリティースタートが記録されます。

 

ちなみに、失点の意味を簡単に説明しますと、

 

守備のエラーなど守備のミスによって点数を許してしまった失点を言います。

 

このようなエラーがらみの失点は、自責点にはなりません。

 

ここでのポイントは、

 

①勝ち負けは一切関係ないということ。

②失点ではなくて、自責点が3点以内であること。

 

ですので、6イニング以上投げた上で、自責点3点以内であれば、どのような状況でマウンドを降りたとしても、クオリティースタートが記録されることになります。

 

メジャーリーグでは、このクオリティースタートが、先発ピッチャーの一つの指標となっておりまして、

 

たとえ負けたとしても、クオリティースタートを達成していれば、勝ちに等しいくらいの評価が与えられます。

 

日本のプロ野球以上に、球数制限に厳しいメジャーリーグでは、

 

いかに、先発ピッチャーの目安の球数である100球の中で、6イニングを投げ切り、自責点3以内に抑えることができるのかが好投手の条件でもあります。

 

ですので、どんなにその日の調子が良くても、100球を投げ終えた時点や6イニング以上投げて、100球近い球数であれば、何の躊躇もなく交代が告げられます。

 

調子が良いときは、少しもったいない気がしますが、

 

メジャーリーグでは、目先の1試合よりも、次の試合やその先のシーズンでの継続的な好投が求められたり、肩や肘のことを考慮してのことですので、交代は仕方ないのかもしれません。

 

次に、クオリティースタートと似た、「ハイクオリティースタート」の意味について、お伝えしていきたいと思います。

 

「ハイクオリティースタート」とは?

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(出典:http://blogtag.ameba.jp/detail/)

 

「ハイクオリティースタート」とは、

 

先発ピッチャーが、7イニング以上投げ、かつ、自責点2以内に抑えた時に記録されます。

 

先ほどの「クオリティースタート」と比べると、条件がかなり厳しいことがわかります。

 

ですので、ハイクオリティースタートを達成するのは、非常に難しいと思われます。

 

まず、100球の球数制限の中で、7回を投げるのが難しいですし、

 

自責点2以内に抑えるのも相当難しいです。

 

それをともに満たさないといけないので、かなりハードルが高いことが言えます。

 

ちなみに、2016年の田中将大投手の成績でお伝えしますと、

 

クオリティースタートが、7試合で、

 

ハイクオリティースタートが、12試合です。

 

かなり凄いですね。

 

田中将大投手の2016年の成績が、14勝4敗、防御率3.07だったのですが、

 

打線の援護がもう少しあれば、あと5勝は勝てていた計算になります。

 

田中将大投手が来シーズンに何勝できるのか、クオリティースタートを何回記録するのかが、さらに楽しみですね。

 

まとめ!

 

このように、「クオリティースタート」と「ハイクオリティースタート」の意味がわかってきたのではないでしょうか。

 

両者の違いは、

 

イニング数と自責点の違いです。

 

クオリティースタートは、6イニング以上で、自責点3以内。

 

ハイクオリティースタートは、7イニング以上で、自責点2以内。

 

このように、ハイクオリティースタートは物凄くハードルが高いものになります。

 

今回は、クオリティースタートとハイクオリティースタートの違いをお伝えしてきました。