(出典:http://topicks.jp/)
ピッチャーにとって、勝率はものすごく深い意味があるのではないでしょうか。
勝率が高ければ、高いほどピッチャーとして良いのは間違いありませんが、
真のエースピッチャーと言われるような選手になるには、この勝率が非常に重要なものになってくると思います。
そこで、今回は「プロ野球のピッチャーの勝率の計算方法や見方や歴代最高ランキングの記録」などについてお伝えしていきたいと思います。
勝率の計算方法とは?
(出典:http://daliosite.com/)
「勝率の計算方法」とは、
勝率=勝利数÷(勝利数+敗戦数)
勝率の計算方法は、物凄くシンプルなので、ものすごくわかりやすいのではないでしょうか。
この勝率の見方は、
先ほどもお伝えしたように、ものすごく深い意味があります。
ここで問題となってくるのが、
「勝利数の多さと勝率の高さ」のどちらが重要なのかということです。
例えば、
成績が、15勝15敗のピッチャーと
10勝3敗のピッチャーのどちらが評価として高いと思いますか?
これは、いろんな見方があるとは思いますが、
多数の人は、後者の10勝3敗のピッチャーを評価するでしょう。
なぜなのかわかりますか?
それは、
前者は、15勝15敗のピッチャーは、たしかに勝ち数は多いのですが、負け数も勝ち数と同じ数なので、チームへの貢献度は、まずまずです。
一方で、
後者は、10勝3敗のピッチャーは、勝ち数は前者より多くありませんが、7勝も勝ち越しています。
ということは、このピッチャー1人で、貯金を7個も作っていて、チームへの貢献度が非常に高くなります。
ですので、ピッチャーを評価する上で、勝ち数は重要な要素ですが、それ以上に、勝率が重要だといえるでしょう。
実は、2016年のメジャーリーグでも、同様のことがありました。
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、シーズン通算成績が、14勝4敗で、勝利数はメジャーリーグの中でトップに近いわけではありませんでしたが、
勝率.778と非常に高かったので、他の18勝以上しているピッチャーと同様の評価を受けていました。
ですので、田中将大投手は、メジャーリーグのシーズン最高のピッチャーに与えられるサイヤング賞にもノミネートされていました。
田中将大投手の勝率の高さは、メジャーリーグで非常に評価されているのがわかります。
たしかに、田中将大投手1人で、10勝も勝ち越しているので、相当チームへの貢献度は高いと思います。
このように、真のエースピッチャーになるためには、
勝利数は重要ですが、勝率はそれ以上に重要なものだといえます。
ですので、究極的なことを言えば、
勝率が高く、なおかつ、勝利数が多ければ多いほど、好投手といえるでしょう。
歴代最高勝率ランキング!
(出典:https://ja.wikipedia.org/)
歴代最高勝率ランキングをお伝えする前に、
歴代最高勝率ランキングの基準について、説明します。
歴代最高勝率の基準は、
「2000投球回数以上投げたピッチャーの中でのランキング」
となっています。
それでは、歴代勝率ランキングをお伝えします。
1位 藤本 英雄 .697(1942-1955)東京巨人軍(現・読売ジャイアンツ)(他中部日本ドラゴンズ)
2位 稲尾 和久 .668(1956-1969)西鉄ライオンズ(現・西武ライオンズ)(他3球団)
3位 斎藤 雅樹 .652(1984-2001)読売ジャイアンツ
4位 杉内 俊哉 .648(2002-2015)読売ジャイアンツ(他ソフトバンクホークス)
5位 杉浦 忠 .638(1958-1970)南海ホークス
このように、見てみますと、未だ現役で活躍中の読売ジャイアンツの杉内俊哉投手がなんと、勝率.648で、第4位にランキングしています。
杉内俊哉は、ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツのエースとして、負けないピッチャーとしても有名で、プロ入り以来、1シーズンで二桁の負け数が未だありません。
相当凄いですね。
プロ野球のピッチャーの中でも、10年以上もプレイしていて、これだけ負けないピッチャーも珍しいですね。
それは、同時に毎年エースピッチャーとして活躍されていたからこその、成績なのではないでしょうか。
今は怪我のリハビリ中ですが、早く復帰して、以前の輝きが見てみたいですね。
まとめ!
このように、勝率の見方が少しずつわかってきたのではないでしょうか。
勝率の計算方法は、
勝率=勝利数÷(勝利数+敗戦数)
の算式で計算します。
また、勝率は、勝利数と同等以上に重要なものだといえます。
歴代の勝率ランキングでは、
いまだ現役選手の読売ジャイアンツ杉内俊哉投手が通算勝率.648で第4位にランクしています。
勝率は、真のエースピッチャーになるためにも、ものすごく重要なものだと言えるでしょう。
今回は、「プロ野球のピッチャーの勝率の計算方法や見方や歴代最高ランキング」をお伝えしました。