野球の練習は、全体的な練習をやろうとすれば、最低でも10人以上(守備9人+バッター1人)必要になってきます。
しかし、中学、高校であれば、試験前などは自主練習に任せている学校も少なくないと思います。
やはり試験前であったり、自主性に任されていても、みんなが休んでいるときに、いかにたくさん練習するかで差がつきますから、少しでも他の人より力をつけたいなら、絶対練習した方が良いと私は思います。
そこで、そのような人のためにも少人数、特に2人だけでもできる練習メニューをお伝えしていきたいと思います。
2人でもできる練習メニュー(守備編)
①キャッチボール
②クイックスロー
③ノック
④ゴロを転がしあって、捕球の練習(内野手)
⑤小飛球を投げてもらって、ワンステップ投げられるようにする練習(外野手)
他にもたくさんありますが、細かく挙げればきりがないので、基本的な5つの練習方法を具体的に紹介していきたいと思います。
①キャッチボールと②クイックスローについては、日常の練習でもなされていると思うので省かせて頂きます。
③ノックというのは、実際に、守る人とノッカーに分かれてノックをします。
準備としては、内野手で、打者走者をアウトにする練習なら、ファーストベース付近にティーバッティング用のネットをもってきます。
これで、準備は完了です。
やり方としては、ノッカーにノックを打ってもらい、守る人は、捕球、送球といつものように練習します。
私も全体練習が終わった後に、2人で守備練習したい時は、この練習は、かなりしていました。
オススメだと思います。
④ゴロを転がしあって、捕球の練習(内野手)のやり方は、キャッチボールの後にでも、お互いボールを転がしあって、捕球の練習をするという、
いたって簡単な練習メニューです。
この練習は、捕球からスローイングまでの形が固まっていない人にも効果的な練習方法です。
⑤小飛球を投げてもらって、ワンステップ投げられるようにする練習(外野手)のやり方としては、
一方の人に小飛球を投げてもらって、ワンステップで投げられるようにする練習です。
この練習は、捕球後にワンステップで投げられることができない人にとっては、効果的だと思います。
何回も何回も単純な練習ですが、繰り返すことによって、必ずできるようになります。
2人でもできる練習メニュー(打撃編)
(出典:http://number.bunshun.jp/)
①ペッパー
②ティーバッティング
③ロングティー
④フリーバッティング
⑤バント
②ティバッティング、③ロングティー、⑤バントは、説明がいらないと思いますので、今回は省かせて頂きます。
①のペッパーとは、ご存知の方が多いとは思いますが、トスバッティングです。
この練習は非常に重要であり、バッティングの基礎を固めるには必要な練習だと思います。
この練習の注意点ですが、できる限りバットの芯に当てることを心がけて、ワンバウンドでピッチャーに返せるようになるのが、最終目標となります。
誰でも始めは、小フライになったりしますが、繰り返し練習していくと必ずワンバウンドでピッチャーに返せるようになります。
④のフリーバッティングは、目標を決めながら練習すれば、より効果的です。
普段から指導してもらっている人もいると思いますが、
2人でする練習なので、事前に、右バッターなら、右打ちの練習をするとか、センター返しの練習にするとかすれば、より効果的だと思います。
なぜならば、2人しかいないので、左へ右へ自由に打ちすぎると、フリーバッティングをした後、ボール拾いの際にかなりの時間がかかってしまい、時間効率が悪いからです。
そのためにも、目標を決めて練習すれば、練習の質も上がりますし、後片付けも楽なので、その辺りを考えながら練習することが良いと思います。
学校によっては、鳥かごといって、ネットで囲われた設備がもしあるのであれば、その鳥かごの中で、練習するのが、後片付けなどの効率性を考えたら、一番良いと思います。
守備、打撃ともに2人でできる練習はたくさんあります。
その中でも、どのようなものが自分には足りないのかをしっかりと考えて頂いて、練習メニューを組んで頂いた方が賢明かと思います。
必ず、練習する目的、目標をもって練習した方が良いと思います。
そうすれば、質の高い練習ができると思います。
今回は、2人ででもできる練習メニューについて、お伝えしました。