(出典:http://column.sp.baseball.findfriends.jp/)
ソフトバンクホークスの千賀滉大投手は、第四回WBCでは、世界のメジャー級の選手を相手に圧巻のピッチングをみせました。
千賀投手は、知っている人も多いとは思いますが、育成契約から這い上がった、苦労人なのです。
しかも、12球団で一番とも言われるソフトバンクの投手陣でも柱として活躍しています。
そんな千賀選手について、今回は「千賀滉大投手のお化けフォーク」について、解説していきたいと思います。
千賀滉大投手とは?
まずは、千賀滉大投手について、プロフィールを交えまして、紹介していきたいと思います。
■身長体重 186センチ
■利き手 右投右打
■出身高校 蒲郡高校
■出身地 愛知県出身
■生年月日 1993年1月30日
■ドラフト 育成ドラフト4位
千賀投手は、先ほどもお伝えしたように、育成の4巡目での指名で、ソフトバンクホークスに入団しました。
ご存知の人も多いとは思いますが、千賀選手は、高校時代には怪我の影響もあり、目立った活躍はできませんでしたが、愛知県のあるスポーツショップの経営者からの情報が、当時のソフトバンクホークスのスカウトマンの耳に入り、育成での指名に至ったと言われています。
ソフトバンクホークスに入団後は、1年目には、高校時代の最速144キロのストレートが、最速152キロまで成長しました。
そして、プロ3年目の2013年には、セットアッパーとして、51試合に登板しました。
プロ6年目の2016年には、開幕後すぐに先発登板を果たし、その試合で勝利し、その後も先発で8連勝を記録するなど大活躍を果たし、先発ローテーションとして、1年間活躍しました。
結局2016年は、
25試合 12勝3敗 防御率2.61 181奪三振(169イニング)
と好成績をおさめました。
成績をみるからに、脅威の奪三振率だと思いますが、
その脅威の奪三振率は、縦のスライダーと魔球とされる「お化けフォーク」が要因とされています。
次は、その魔球の「お化けフォーク」について、解説していきたいと思います。
お化けフォークとは?
(出典:https://matome.naver.jp/)
千賀投手の「お化けフォーク」は、バッターの手元から、急にボールが消えてしまうような錯覚おこしてしまうことから、「お化けフォーク」と名付けられたそうです。
今までも凄いフォークボールを投げるピッチャーがたくさんいましたが、千賀投手のフォークが、なぜこれだけ大絶賛されているのか、その要因について、分析してみました。
①ストレートのスピードが最速156キロであること
②落差が大きいこと
③コントロールよく投げることができること
これらが3つが、他のフォークボールを投げるピッチャーとは大きく異なっているでしょう。
①は、千賀投手は、とにかくストレートが速いです。
最速は、156キロですが、球の伸びがあるので、バッターの体感では、160キロ近いストレートに感じているはずだと思います。
フォークボールは、ストレートのスピードが速ければ速いほど、効果が増しますので、フォークボールに大きく磨きがかかっていると言えます。
②は、千賀投手のフォークボールは、テレビから見て、あれだけの高低差のある大きな落差なので、バッターの立場からすれば、ボールが消えると感じるのも無理もありません。
ですので、仮にバッターがフォークボールを狙っていたとしても、打つのは相当難しいと言えます。
③は、千賀投手は、フォークボールをしっかりとコントロールできるからです。
もう少しわかりやすく言えば、
ストライクゾーンからボールになるフォークボールをきっちりとコントロールできるからです。
そのように、しっかりとフォークボールのコントロールができれば、バッターはツーストライクに追い込まれたら、手を出すしかありません。
ですから、バッターは、追い込まれていれば、手を出すしかないので、結果的に空振りしてしまい、三振となります。
先日のWBCでも、フォークボールが来ると分かっていても、メジャーリーガーの選手でも打てなかったのは、
その千賀投手は、完成度の高い「お化けフォーク」をしっかりとコントロールして、投げ切ることができたからでしょう。
このように、千賀投手は、ただ単にフォークボールの切れが良いから打たれないのではなくて、いろいろな要素(努力)の積み重ねで、魔球の「お化けフォーク」が完成したと言えるのではないでしょうか。
まとめ!
このように、ソフトバンクホークスの千賀滉大投手のお化けフォークが凄い要因について、お伝えしてきました。
千賀投手は、育成契約でありながら、2016年に大ブレイクするまで、度重なる努力の結果として、「お化けフォーク」が完成したように思います。
そのお化けフォークは、先ほどもお伝えしたように、ただ単にフォークボールの切れが良いから凄いのだけではなくて、ストレートの伸びや落差の大きさやコントロールなど様々な要素が重なっているからこそ、凄い奪三振率につながっているのではないでしょうか。
千賀投手は、WBCでは、メジャーリーグのメジャーを代表する選手を相手でも、圧巻のピッチングをしていましたが、千賀投手はまだまだ伸びしろがあると思いますので、これからが楽しみな選手です。
ですので、もっと凄いピッチングを見せてほしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。