野球をしている人なら、バッティングで、「コンパクトにスイングしなさい」って指導者に言われたことがあると思います。
打撃においては、コンパクトにスイングすることで、良い当たりを打つ確率をあげることができます。
今回は、その「コンパクトなスイングをするにはどうすれば良いのか」についてお伝えしていきたいと思います。
コンパクトなスイングとは?
(出典:http://news.yahoo.co.jp/)
そもそもコンパクトなスイングをするとは、どのようなことを言うのか?
ご存知の人もいるかもしれませんが、多くの人が誤った解釈をしている人が多いので、ここでコンパクトなスイングについて説明したいと思います。
コンパクトなスイングとは、
トップの位置から最短距離でボールを捉えることを言います。
誤った解釈としてよくあるのが、小さくスイングするというのがあります。
実は、私も小さい時は、このように教えられていました。
ひょっとしたら、コンパクトにスイングしている人で、短くバットをもっている人が多いから小さくスイングすると勘違いされていたのかもしれませんね。
しかし、正しくは、小さくスイングするのではなく、
トップの位置から最短距離でボールを捉えることです。
プロ野球選手でも、巧打者と言われている選手は、このトップの位置から最短距離でボールを捉え、コンパクトなスイングができています。
例えば、メジャーリーガーのシアトル・マリナーズの青木宣親選手、ロッテの角中勝也選手が挙げられます。
この2人は、確かにバットを短くもっているのが共通点ですが、
2人とも、自分の打てるポイントまでボールをしっかりとひきつけて、ボールまでバットの軌道を最短距離でスイングしています。
決して、小さくスイングしているわけではありません。
2人ともしっかりと鋭くスイングしています。
このように、コンパクトにスイングするということは、
トップの位置から最短距離でボールを捉えることを言います。
コンパクトにスイングするには?
実際には、どのようにスイングすれば良いのかということですが、
しっかりとした鋭いスイングをしなければいけません。
ちょこんとバットを当てにいくのではありません。
それでは、どうすれば良いのか?
コンパクトにスイングするには、
トップの位置から最短距離でボールを捉えなければならないので、
バットを内側からスイングすることを意識しなければいけません。
ほとんどの人がバットが外側から回る、「ドアスイング」になっています。
もし、ドアスイングになっていたら、修正していく必要があります。
そのためには、意識的にバットを内側から出すように変えていかねばなりません。
バットを内側からコンパクトに出すコツですが、
インパクトの瞬間(バットがボールに当たる瞬間)に、バットのグリップエンドをボールにぶつける感覚をイメージすれば良いと思います。
これは、言葉ではなかなか伝えにくいですが、
実際にバットのグリップエンドをボールにぶつける感じでバットをコントロールすれば、
自然とバットを内側から出すことができ、最短距離でバットが出るので、まずはゆっくりとスローで素振りをするところから練習すれば、良いでしょう。
そして、自分の形ができてきたら、次のステップとして、ティーバッティングで実際にボールを打って、コンパクトにバットを振る感覚を養う練習をしましょう。
そこまで完成すれば、最後のステップとして、フリーバッティングなどで、活きたボールで試してください。
このようなステップで練習すれば、コンパクトなスイングができるようになります。
まとめ!
このように、コンパクトなスイングをしなさいと急に言われてもできないと思いますが、
ステップを踏んで、練習をすれば、必ず、コンパクトなスイングができるようになります。
そして、その結果として、右に左にに広角に打てるようになるでしょう。
先ほどのドアスイングの人は、どうしてもバットが外周りのスイングの為、内角のボールをさばききれないという欠点がありますが、
内側からバットを出す、コンパクトなスイングができれば、内角のボールにも対応できるようになり、それに伴って打率も上がってきますので、マスターしてほしいです。
今回は、コンパクトなスイングをする方法をお伝えしました。
この記事を読んでいただき、少しでも打撃が上達できれば、うれしく思います。