履正社高校と言えば、2016年のドラフト会議で、高校ビッグ4である「寺島成輝投手」がヤクルトスワローズに指名を受けました。

 

その寺島選手が抜けた穴を感じさせないくらい、2017年の履正社高校は、全国屈指の総合力の高さを誇る戦力です。

 

注目選手としては、全国屈指のスラッガーの安田尚憲選手や若林将平選手、そして、エースピッチャーとして急成長の竹田祐投手など役者が揃いました。

 

そこで、今回は「2017年の履正社高校の成績やメンバーの出身中学一覧や岡田龍生監督」などについて、お伝えしていきたいと思います。

 

2016年の秋季地区大会での結果とは?

履正社高校の2016年の秋季近畿地区大会での成績をお伝えしていきたいと思います。

 

近畿地区大会

1回戦 10月23日(紀三井寺球場)

1 2 3 4 5 6 7 合計
育英 0 0 1 0 0 0 0 1
履正社 7 0 0 0 0 0 8

7回コールド

■育英  野上

■履正社 竹田

〇二塁打 別府(育英)、白滝、片山、石田、西山(履正社)

 

履正社高校は、初回に、育英高校のエースピッチャーの野上投手の立ち上がりを攻め、打者11人で7安打7得点のビッグイニングを作り試合を早々に試合を決めてしまいました。

 

そして、終盤の7回にも1点を挙げ、7回コールド勝ちを収めました。

 

自力の凄さを見せつけた形となりました。

 

エースの竹田祐投手も、6安打1四球と安定感のある投球で育英高校打線を封じこみました。

 

また、自慢の打線も14安打のつなぐ野球で、次の準々決勝へと駒を進めました。

 

 

 

準々決勝 10月30日(紀三井寺球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 合計
高田商業 0 0 0 0 0 0 0 0 0
履正社 1 0 0 3 0 0 0 7

8回コールド

■高田商業 古川

■履正社  竹田

◇本塁打 竹田(履正社)

〇二塁打 若林、竹田(履正社)

 

履正社は、終始危なげのない試合運びで、先制、中押し、ダメ押しと、得点を重ね、8回コールドでした。

 

打線は、6安打ながら、チャンスを確実にものするという勝負強い打撃を披露しました。

 

また、エースの竹田祐投手が、打撃では、3安打で、投打にわたり大活躍を魅せました。

 

 

 

準決勝 11月3日(紀三井寺球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 0 1 0 4 0 1 0 0 6
滋賀学園 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3

■履正社  竹田

■滋賀学園 棚原-神村-宮城

◇本塁打 若林(履正社)

〇二塁打 安田、石田2(履正社)、小浜(滋賀学園)

 

履正社高校は、4回に近畿地区大会初のリードを許す形となりましたが、その次の5回表に、力の違いを魅せつけました。

 

5回の表は、ツーアウトから、1番石田龍史選手、2番西山虎太郎選手の連打で、1、3塁としてから、3番のプロ注目のスラッガー、安田尚憲選手が、ライト線に2塁打で2対2の同点にし、

 

ランナー2塁、3塁から、4番の若林将平選手がとどめのレフトへの3ランホームランで、5対2と試合をひっくり返しました。

 

そして、最終回の9回に1点を返されるも、なんとか逃げ切り、6対3で競り勝ちました。

 

この試合は、履正社高校が9安打、滋賀学園高校が15安打と乱打戦となり、両チームとも残塁が多かったのですが、ここぞという時に、連打が光った履正社高校の勝負強さが凄かったと思います。

 

また、ここ一番の重要な場面で、プロ注目の安田選手、若林選手が活躍するのも、やはりスター性があると感じました。

 

次は、いよいよ決勝の神戸国際大付高校との対戦となります。

 

 

 

決勝 11月5日(紀三井寺球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 0 1 0 0 0 4 2 1 8
神戸国際大付 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2

■履正社    田中

■神戸国際大付 岡野

◇本塁打 片山、若林(履正社)

〇二塁打 片山、安田、溝辺(履正社)、後藤、谷口(神戸国際大付)

 

決勝戦では、公式戦初先発の田中雷大投手が、11安打も打たれながらも、要所を締めて、神戸国際大付高校打線を2点に抑え、

 

また、打線は、中盤までは、投手戦でしたが、終盤に畳みかけるヒットを重ね、15安打、8得点で、神戸国際大付高校を終わってみれば、8対2と圧倒し、近畿大会の優勝を決めました。

 

履正社高校の自慢の打線は、中盤まではくすぶっていましたが、終盤には、7得点も奪った打線は圧巻でした。

 

また、ホームランが2本も飛び出し、若林選手は、2試合連続のホームランとなりました。

 

履正社高校は、11年ぶり2回目の近畿制覇となり、11月からの各地区大会代表校で争う、明治神宮大会への出場を決めました。

 

 

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明治神宮大会での結果とは?

(出典:http://koshienmatome.blog.jp/)

それでは、明治神宮大会の結果について、お伝えしていきたいと思います。

 

1回戦 11月11日(神宮球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 1 0 0 0 2 2 0 0 5
仙台育英 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

■履正社  竹田

■仙台育英 長谷川-佐藤-加藤-佐川-西巻

〇三塁打 松原(履正社)

〇二塁打 鈴木(仙台育英)

 

この試合は、コツコツと点数を重ねた、履正社高校に軍配が上がりました。

 

試合のキーポイントは、8番の1年生の松原任那選手です。

 

松原選手は、3回のチャンスを全て得点に結びつける3打点の活躍を魅せ、層の厚さが光りました。

 

履正社高校で、1年生からスタメンに名を連ねているので、やはり力がある選手だと思います。

 

また、勝負強い打撃は、将来の履正社高校の主軸で、看板選手になる可能性すらあると思いました。

 

投げては、エースの竹田祐投手の安定感のあるピッチングで、仙台育英高校打線を5安打に封じこみました。

 

 

 

準々決勝 11月13日(神宮球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 0 0 2 1 1 0 0 0 4
福井工大福井 0 2 0 0 1 0 0 0 0 3

■履正社    田中-竹田

■福井工大福井 摺石

◇本塁打 田中(履正社)

〇二塁打 松原、片山(履正社)、吉田、井上(福井工大福井)

 

履正社高校が、接戦で競り合いながらも、4対3で逃げ切りました。

 

この試合も、1年生のラッキーボーイの松原選手の勝負強い打撃が光りました。

 

松原選手は、2打点に絡む活躍で、存在感を魅せつけました。

 

投手陣は、田中投手と竹田投手の継投で、10安打も打たれながらも、なんとか振り切りました。

 

競り合いに強いのは、やはり自力のある証拠でしょう。

 

 

 

準決勝 11月14日(神宮球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
札幌一 0 0 0 1 0 0 1 0 0 2
履正社 0 0 4 0 0 0 2 1 × 7

■札幌一 前田-高田

■履正社 松井-田中-竹田

〇二塁打 西村2(札幌一)、浜内、松原、片山2、安田、白滝(履正社)

 

履正社高校は、3回に4点を奪い、その後2点差に詰め寄られるが、終盤にダメ押しの3点を奪い、7対2で勝ちました。

 

終始危なげのない試合運びで、9安打のつなぐ野球で6得点を取りました。

 

また、明日の決勝を見越してなのかはわかりませんが、3人による投手リレーで、投手力のあるところも光りました。

 

次は、いよいよ強豪の早稲田実業高校との対戦となりました。

 

 

 

決勝 11月15日(神宮球場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 1 3 7 0 0 0 0 0 11
早稲田実業 1 0 5 0 0 0 0 0 0 6

■履正社   松井-田中-竹田

■早稲田実業 中川-赤嶺-池田-服部

◇本塁打 安田、片山(履正社)、清宮(早稲田実業)

〇二塁打 西山(履正社)、野田、野村、橘内(早稲田実業)

 

決勝にふさわしい、みごたえのある好ゲームとなりました。

 

初回に早稲田実業高校のプロ注目の主砲の清宮幸太郎選手のホームランで先制されますが、その次の2回に、すかさず履正社が追いつきました。

 

そして、今度は、3回に、履正社高校が3点を奪い、勝ち越しますが、その3回裏に、早稲田実業高校は、清宮選手、野村大樹選手のタイムリーなどで、再度試合をひっくり返します。

 

その次の4回の履正社高校は、安田尚憲選手の3ランホームランなどで、早稲田実業高校を上回る7点をあげるビッグイニングを作り、逆転しました。

 

このまま乱打戦となるかと思いきや、結局5回以降は、こう着状態が続き、履正社高校が明治神宮大会の初優勝を決めました。

 

やはり、この試合でも両チームの主砲の1発があり、注目選手は、ここぞというところでのホームランが打てるのも、勝負強さがある証拠でしょう。

 

さすがというしかありませんね。

 

ホントこの試合は、もう一度見てみたいくらいの好ゲームでした。

 

甲子園の決勝戦でもおかしくないくらいの好カードでもありました。

 

春の選抜甲子園でも、この好カードが見れることを期待したいと思います。

 

 

選抜高校野球大会の結果とは?

 

それでは、2017年の選抜高校野球大会の結果について、お伝えしていきたいと思います。

 

1回戦(3月19日)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 0 1 0 3 0 1 0 7 12
日大三 2 0 0 0 0 0 2 1 0 5

■履正社 竹田

■日大三 桜井-岡部-桜井-岡部

◇本塁打 石田(履正社)

〇三塁打 白滝(履正社)、大西、津原(日大三)

△二塁打 西山2、安田(履正社)、桜井(日大三)

 

 

 

2回戦(3月25日)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
市呉 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
履正社 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0

■市呉  池田

■履正社 竹田

△二塁打 若林、浜内(履正社)

 

 

準々決勝(3月29日)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 0 0 0 0 5 1 0 0 2 8
盛岡大付 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

■履正社  竹田

■盛岡大付 三浦瑞-臼井-鈴木

◇本塁打 植田(盛岡大付)

△二塁打 安田2、竹田、筒井(履正社)

 

 

 

準決勝(3月30日)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
履正社 1 1 0 0 0 0 0 0 4 6
報徳学園 0 1 1 0 0 1 0 0 1 4

■履正社  松井-竹田

■報徳学園 西垣-池上-津高

◇本塁打 安田(履正社)

△二塁打 石田、西山、白滝(履正社)、小園(報徳学園)

 

 

 

決勝(4月1日)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
大阪桐蔭 1 1 0 0 0 1 0 0 5 8
履正社 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3

■大阪桐蔭 徳山-根尾

■履正社  竹田-松井

◇本塁打 藤原2、坂之下、西島(大阪桐蔭)

〇三塁打 藤原(大阪桐蔭)、西山(履正社)

△二塁打 中川(大阪桐蔭)、浜内(履正社)

 

秋季大会のメンバーの出身中学とは?

 

それでは、2016年の秋季大会のメンバーの出身について、お伝えしていきたいと思います。

 

◇背番号1 竹田 祐 3年 投手

生駒ボーイズ 大阪府出身 右投右打 182センチ83キロ

◇背番号2 片山 悠 3年 捕手

岸和田ボーイズ 大阪府出身 右投右打 174センチ83キロ

◇背番号3 白滝 恵汰 2年 1塁手

兵庫伊丹ヤング 兵庫県出身 右投左打 175センチ79キロ

◇背番号4 溝辺 冬輝 3年 セカンド

兵庫伊丹ヤング 大阪府出身 右投右打 167センチ64キロ

◇背番号5 安田 尚憲 3年 サード

レッドスターBBC 大阪府出身 右投左打 188センチ92キロ

◇背番号6 西山 虎太郎 2年 ショート

兵庫伊丹ヤング 兵庫県出身 右投左打 180センチ64キロ

◇背番号7◎若林 将平 3年 レフト

大淀ボーイズ 大阪府出身 右投右打 181センチ86キロ

◇背番号8 筒井 太成 2年 センター

寝屋川シニア 大阪府出身 右投左打 172センチ78キロ

◇背番号9 石田 龍史 3年 ライト

木津川シニア 京都府出身 右投右打 174センチ80キロ

◇背番号10 松井 百代 3年 控え

大阪市都島中学 大阪府出身 左投左打 180センチ78キロ

◇背番号11 田中 雷太 3年 控え

兵庫川西ヤング 兵庫県出身 右投右打 177センチ81キロ

◇背番号12 溝田 晃生 2年 控え

姫路アイアンズ 兵庫県出身 右投右打 174センチ73キロ

◇背番号13 竹村 慎 3年 控え

摂津千里丘シニア 大阪府出身 右投左打 182センチ82キロ

◇背番号14 桑山 洸樹 3年 控え

兵庫伊丹ヤング 兵庫県出身 右投右打 166センチ69キロ

◇背番号15 谷川 天哉 2年 控え

大東畷ボーイズ 大阪府出身 右投左打 168センチ64キロ

◇背番号16 松原 任那 2年 控え

北河内大東ボーイズ 大阪府出身 右投右打 186センチ64キロ

◇背番号17 浜内 太陽 2年 控え

松原ボーイズ 大阪府出身 右投右打 176センチ72キロ

◇背番号18 美野田 雄介 2年 控え

大淀ボーイズ 大阪府出身 右投右打 177センチ70キロ

 

◎が、主将を表しています。

 

このように、履正社高校は、大阪府出身の選手がほとんどで、それ以外は、京都、兵庫県出身の選手だということがわかります。

 

また、1年生もバランスよくベンチ入りしているので、将来的な面を考慮してのメンバー構成かもしれませんね。

 

名将岡田監督なので、常に常勝できるチームを考えておられるのでしょう。

 

また、上背だけでなく、がっちりとした体格の良い選手が多いので、打撃力が良いのもわかりますね。

 

 

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岡田龍生監督とは?

(出典:http://www.nikkansports.com/)

履正社高校の岡田龍生監督は、

 

東洋大姫路高校出身で、日本体育大学に進み、大学卒業後は、社会人野球でプレイされていました。

 

ですので、選手としての実績は申し分ないのではと思います。

 

ちなみに、岡田監督が履正社高校の監督に就任されたのは、1987年です。

 

社会人野球の後は、2年間、大阪府立の桜宮高校のコーチをしていたそうです。

 

よく考えてみると、履正社高校が甲子園に初出場したのが、20年ほど前なので、10年近くは大変苦労されていたことがわかりますね。

 

そして、2003年に野球部専用のグランドがもてりようになり、それと同時にさらに全国的にも有名になりました。

 

ちなみに、岡田監督の指導方針として有名なのが、

 

自ら考えてする練習方針です。

 

これは、岡田監督が現役選手だったときに、やらされる練習だったので、それを方向転換して、自ら考えることで、より効果的な練習をしようという思いから、そのような始動方針にされたのではないかと思います。

 

今や大阪では、大阪桐蔭高校か履正社高校かと言われるような時代になりましたが、

 

それは、岡田龍生監督なしでは、履正社高校も強豪校へと成長はしていないでしょう。

 

このように、これからも高校野球の名将として活躍し続けてほしいと思います。

 

まとめ!

 

このように、2017年に履正社高校の戦力について、わかってきたのではないでしょうか。

 

履正社高校は、2017年の春の選抜大会を確定させ、その選抜大会では、全国制覇に一番近いのではないかと思います。

 

ちなみに、2016年は、春の大阪大会、近畿大会、夏の大阪大会、秋の国体、大阪大会、近畿大会、明治神宮大会と1年間で、7大会を制しました。

 

また、2017年は、プロ注目の安田尚憲選手や若林将平選手などの打撃陣と成長著しい竹田祐投手が、どんな姿で甲子園でプレイするのかが楽しみですね。

 

今回は、「2017年の履正社高校の成績やメンバーの出身中学一覧や岡田龍生監督」について、お伝えしました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。