少年野球のキャッチャーのキャッチングを指導する際、どのようなことを指導されていますか。
キャッチャーのキャッチングは、ピッチャーが気持ちよく投げるためにも非常に重要になってきます。
ですので、キャッチャーがピッチャーの投げたボールを1球1球しっかりと捕球する必要があります。
そこで、今回は「少年野球のキャッチャーのキャッチングのコツや練習方法」についてお伝えしていきたいと思います。
キャッチャーのキャッチングのコツとは?
少年野球の時期からキャッチャーの守備力を高めることは、その後の野球に大きく活きてくるでしょう。
ですので、キャッチャーのキャッチングを小学生のときから、磨いておけば、守備力が伸びる上達スピードも早いでしょう。
それでは、キャッチャーのキャッチングのコツについてお伝えします。
①目をつぶらないこと
②キャッチャーミットの芯でボールを捕球すること
③捕球した時に、その場所からグラブを動かさないこと
これらの3つが、少年野球のキャッチャーのキャッチングでマスターすべきポイントとなります。
少年野球では、キャッチングの細かいところまでは、指導されないケースもあるので、最低限この3つだけはできるようになってほしいです。
それでは、これら3つを個別に説明していきたいと思います。
①目をつぶらないこと
(出典:https://ja.wikipedia.org/)
この①の「目をつぶらないこと」をあえて、なぜお伝えしたいのかというと、
初めてキャッチャーのポジションを経験した人は、捕球時に目をつぶってしまう選手が多いからです。
バッターがスイングすれば、多少見えづらくなるため、そのスイングによって、目をつぶってしまうのです。
そこで、ピッチャーの投げたボールを、キャッチングのときに、目をつぶると、なぜダメなのか?
それは、しっかりと捕球ができず、ボールを弾いてしまう可能性があるからです。
ですので、キャッチングのときには、目をつぶらずに捕球するように心がけましょう。
この「目をつぶってしまうこと」は、「たくさんの経験」と「目をつぶってはいけない」という普段の練習からの心がけによって改善できるでしょう。
②キャッチャーミットの芯でボールを捕球すること
(出典:https://matome.naver.jp/)
しっかりとキャッチャーミットの芯で捕球すると、「パシッ」という音が鳴ります。
しかし、キャッチャーミットの芯で捕球しないと、「パスッ」というカス当たりの音が鳴ります。
このキャッチャーミットの芯で捕球するのとしないのとは、ピッチャーからすれば、投げている時の気持ちが全然違います。
やはりピッチャーは投げた時に、キャッチャーミットにボールがおさまって、「パシッ」という乾いた音が響くと気持ちが乗ってきます。
しかし、ピッチャーが、いくら切れのあるボールを投げても、キャッチャーミットにボールがおさまる時に、「パスッ」という音がなれば、気持ちが乗ってきません。
例えば、プロ野球選手のブルペンでは、キャッチャーは、常にミットの芯で捕球しているので、「パシッ」という乾いた音が響いています。
ですので、キャッチャーミットの芯で捕球するようにしなければなりません。
その練習方法としては、キャッチボールの時から、常にミットの芯で捕球するように心がけると、少しずつミットの芯で捕球できるようになるでしょう。
③捕球した時に、その場所からキャッチャーミットを動かさないこと
これは、捕球した時に、その場所からすぐに動かしてしまうと、審判からボールという判定をされやすいからです。
もう少し、具体的に説明しますと、
例えば、自分の目から見て、おそらくストライクと思って、捕球した後に、
まだ審判からストライクとボールの判定がされていないにもかかわらず、すぐにキャッチャーミットを動かさすと、ボールと判定されやすいということです。
これは、よくある事なので、注意が必要です。
なぜなら、2ストライクと追い込んでいて、3ストライク目が、ストライクに近いきわどいボールであれば、キャッチャーミットを動かさなければ、審判はストライクと判定していただろうというボールでも、自分の勝手な判断でボールとなってしまい、その後に、仮にヒットを打たれてしまったら、ものすごく悔いが残るでしょう。
ですので、そうならないためにも、審判の判定が出るまでは、絶対にキャッチャーミットを動かさないようにしましょう。
まとめ!
このように、少年野球でのキャッチャーのキャッチングのコツが少しずつわかってきたのではないでしょうか。
キャッチャーのキャッチングのコツをまとめてみますと、
①目をつぶらないこと
②キャッチャーミットの芯でボールを捕球すること
③捕球した時に、その場所からキャッチャーミットを動かさないこと
これら3つが、少年野球でのキャッチャーのキャッチングについて、マスターすべきことになります。
キャッチャーは、キャッチングが上手くなれば、ピッチャーが気分よく投げれます。
そして、その結果として、ピッチャーは、良いボールを投げれるので、チームとしての総合力は上がるでしょう。
ですので、キャッチャーの選手は、チームのためにもキャッチングを磨きましょう。
今回は、「少年野球のキャッチャーのキャッチングのコツ」について、お伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。