(出典:http://kamedachiropractic.zevito.com/)
野球において、体幹トレーニングは、野手、投手ともに必要な練習で、ものすごく重要になってきました。
体幹トレーニングは、大きく分けると、動きを力強くするトレーニングと安定した動きを可能にするトレーニングの2つがあります。
そこで、今回は、「初心者向けの安定した動きを可能にする体幹トレーニング」を紹介していきたいと思います。
初心者向けの安定した動きを可能にする体幹トレーニングとは?
野球において、なぜ安定した動きのトレーニングが必要になってくるのか。
その安定した動きが必要な理由を具体的を上げてわかりやすく説明しますと、
例えば、内野の守備で、悪い体勢でボールを捕球した時に、
すぐに1塁へ送球しようと思うと、身体の体勢を送球しやすい体勢に戻さないと、1塁へしっかりとした送球ができないのが普通だと思います。
しかし、体幹が強いと、その悪い体勢で捕球したとしても、その後の送球がスムーズにできるようになるからです。
プロ野球選手で言えば、広島東洋カープの菊池涼介選手は、ものすごく体幹が強いと思います。
セカンドのポジションで、センター前に抜けるかという打球を捕球し、
その後の送球は、体幹が弱いと体勢が崩れてしまい送球ができないはずですが、体幹が強いため、力強いスローイングをしています。
このスローイングは、体幹が強いからこそ、体勢が崩れることなく、安定した動きを可能にしています。
ですので、今回紹介します、動きを安定させる体幹トレーニングは、かなり重要なメニューといえるでしょう。
それでは、動きを安定させる体幹トレーニングのメニューを紹介します。
①フロントブリッジ
②サイドブリッジ
③レッグレイズ
以上の3メニューが体幹トレーニングの初心者向けのメニューになります。
まずは、この3つをきちんとしたフォームで、しっかりとできるようになりましょう。
それでは、順に、やり方、回数、効果について、説明していきます。
①フロントブリッジ
(出典:http://ima-colle.jp/)
①うつ伏せで、上半身を起こし、両肘から先の腕を床につける。
②膝と上半身を浮かせ、肩、腰、膝足首までが一直線になる姿勢を保ちます。
回数:30秒静止×3セット
効果:腹直筋を鍛えます。
(出典:http://deepmuscle.info/)
このフロントブリッジは、サッカーの長友佑都選手が、行っているなど体幹トレーニングをしている人は、必ずと言っていいほどメニューとして、取り入れています。
初めは、30秒から始めるとよいでしょう。
思っている以上に初めはきつく感じると思いますが、慣れてくると、物足りなくなってくると思います。
ですので、30秒に慣れてきたら、1分、1分30秒、2分と少しずつ時間を増やしていきましょう。
②サイドブリッジ
(出典:http://beauty-matome.net/)
①横向けになり、下側の肘から先の腕を床につけて、反対側の手は腰に当てる。
②腰を床から上げて、頭からおへそ、両足が重なるところまで一直線になるような姿勢を保ちます。
回数:20秒静止(左右)×3セット
効果:外腹斜筋を鍛えます。(赤で囲っている部分が外腹斜筋です。)
(出典:http://dousitaraiino.jp/)
このサイドブリッジは、上半身の横ブレを防止するために必要となってきます。
まさにこれが、守備においての悪い体勢での上半身のブレを防ぐためのトレーニングになります。
③レッグレイズ
(出典:http://slim-love.com/)
①床に仰向けになり、後頭部を両手で支えます。
②上半身の姿勢を保ったまま、両足をそろえてゆっくりと持ち上げた姿勢を保ちます。
回数:20秒×3セット
効果:腹直筋を鍛えます。
ポイントは、
足をあげすぎないことと、静止中は呼吸をとめないことです。
一見ではありますが、しんどくなさそうなトレーニングですが、地味にしんどいです。
ですので、腹直筋を意識しながらトレーニングをするとより効果的に鍛えることができます。
まとめ!
このように、動きが安定する初心者向けの体幹トレーニングをお伝えしました。
トレーニングのメニューをまとめますと、
①フロントブリッジ
②サイドブリッジ
③レッグレイズ
体幹トレーニングの初心者の人には、以上の3つをオススメします。
フロントブリッジなど、野球に必要なメニューを紹介しましたが、
どのメニューも投球、守備、バッティング、走塁など全てに必要な体幹トレーニングです。
今回紹介しました、動きが安定するメニューと、筋力アップを目的としたメニューとを組み合わせると、より効果的なトレーニングになります。
ですので、どちらもミックスさせてトレーニングするとよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。