(出典:http://www.asahi.com/)
ダルビッシュ有投手は、プロ野球を代表するピッチャーから、今やメジャーリーグを代表するピッチャーへと上り詰めています。
そんなダルビッシュ有投手は、野球に対するストイックな姿勢で、毎年毎年、着実に進化を遂げています。
そこで、今回は「メジャーリーガーのダルビッシュ有投手の成績が凄い要因について、球種や球速や制球力」を徹底的に分析していきたいと思います。
ダルビッシュ有投手とは?
ご存知の人も多いと思いますが、ダルビッシュ有投手について、プロフィールを交えまして、紹介していきたいと思います。
■身長体重 195センチ99キロ
■利き手 右投右打
■ポジション ピッチャー(投手)
■出身高校 東北高校
■甲子園出場歴 4回(2年生の春、夏、3年生の春、夏)
■出身地 大阪府出身
■生年月日 1986年8月16日
■ドラフト 1位(2004年)
ダルビッシュ有投手は、1年生の秋からエースピッチャーとなりました。
1年生の秋季東北地区大会では、順調に勝ち続けて、決勝戦では、岩手県の盛岡大付属高校に3対0と快勝して、秋季東北地区大会の優勝校となり、春の選抜大会を確定させました。
2年生の春の選抜大会では、3回戦に進出し、埼玉県代表の花咲徳栄高校に9対10で、善戦及ばず、サヨナラで負けてしまいました。
2年生の夏は、ダルビッシュ有投手が力投し、順調に決勝戦まで駒を進め、決勝戦では、名門の仙台育英高校と対戦し、5対4と接戦ながら勝利し、甲子園出場を決めました。
夏の選手権大会では、順調に勝ち続け、準々決勝では、古豪の京都府代表の平安高校と対戦し、延長11回にサヨナラ勝ちで辛くも勝利し、準決勝を決めました。
準決勝では、青森県代表の光星学院高校と対戦し、2対1で勝利し、2試合続けての接戦を勝ちにつなげ、決勝進出を決めました。
決勝戦では、強豪の茨城県代表の常総学院高校と対戦し、東北高校は先取点を取りましたが、常総学院高校の底力で、東北高校は逆転され、優勝はなりませんでした。
ダルビッシュ有投手は、2年生の秋の新チームからキャプテンを任されました。
秋季東北地区大会は、ダルビッシュ有投手を中心に投手陣は、2失点しか許さず、2年連続15回目の優勝を果たし、春の2年連続の選抜大会を確定させました。
3年生の春の選抜大会では、ダルビッシュ有投手は、1回戦の熊本工業高校戦に先発登板し、史上12度目のノーヒットノーランを達成しました。
その後は、準々決勝まで順調に進出しました。
準々決勝の愛媛県代表の済美高校戦では、善戦しましたが、6対7でサヨナラで負けてしまいました。この済美高校戦では、ダルビッシュ有投手は、右肩痛のため、登板できませんでした。
そして、3年生の夏の宮城県大会も2年連続甲子園出場を決めました。
決勝の利府高校戦では、20対2で圧勝し、夏の予選大会を通じて、ダルビッシュ有投手を中心とした投手陣は、わずか3失点だけで、東北高校は圧倒的な強さをみせました。
夏の選手権大会では、ダルビッシュ有投手は、1回戦、2回戦を2試合連続で完封勝利しました。
続く3回戦では、千葉県代表の千葉経大付高校と対戦し、この試合もダルビッシュ有投手が8回まで無失点に抑えますが、9回に、千葉経大付高校に今大会初失点を取られて、延長にもつれこんでしまいました。
ダルビッシュ有投手は、延長10回表には、千葉経大付高校に、2点を取られてしまい勝ち越し点を奪われ、それが決勝点となり、1対3で負けてしまいました。
ダルビッシュ有投手は、甲子園では、合計12試合に登板し、好成績を残した、通算成績はこのようになります。
・選抜大会
4試合 投球回数30回 29奪三振 防御率2.70
・選手権大会
8試合 投球回数62回 58奪三振 防御率0.87
そして、その後の2004年の秋のドラフト会議で、日本ファイターズに1位指名されて、入団することになりました。
ダルビッシュ有投手の成績が凄い要因とは?
ダルビッシュ有投手の成績が凄い要因については、様々なことが言えると思いますが、その中でも、これらが特に要因として言えるのではないでしょうか。
①多彩な変化球
②ストレートの切れ
③修正能力の高さ
これら3つについて、解説していきたいと思います。
①多彩な変化球
(出典:http://www.sponichi.co.jp/)
ダルビッシュ有投手の変化球の球種は、
ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップなどです。
スライダー、カーブ、スプリットなどは、球速の異なるボールを投げるので、実際にはもっとたくさんの球種があります。
その変化球の中でも、スライダーに関しては、メジャーリーグ屈指の変化球と言われています。
実際に、テレビ中継による映像でも、凄い変化のあるボールであることがわかりますし、メジャーリーグのバッターからは「ボールが消えてしまうイメージ」とコメントされています。
また、ダルビッシュ有投手は、メジャーリーグに移籍してからは、落差のある100キロほどの緩いカーブを投げています。
この落差のあるカーブは、40センチほどの落差があります。
しかも、ストレートの速さと緩いカーブとのスピードの差が、60キロくらいあるので、バッターはそのギャップに翻弄されています。
このように、ダルビッシュ有投手は、スライダー、カーブ、スプリットを中心に多彩な変化球を自由自在に操っていることから、好成績を残し続けられるのでしょう。
②ストレートの切れ
ダルビッシュ有投手は、2015年に、トミージョン手術を受けましたが、その手術後には、手術前よりもストレートのスピードが上がりました。
そのストレートは、最速159キロです。
ダルビッシュ有投手は、トミージョン手術をした時のリハビリ中に、下半身を中心に、上半身もかなりの筋トレをしたのだと思います。
ですので、ストレートは、怪我をする前と比べて、かなりパワーアップしたように感じます。
ですから、軽く投げているように見えても、150キロ以上の伸びのあるストレートを投げます。
また、ストレートに磨きがかかった分、より変化球が活きてきていますので、バッターは相当打つのが難しくなったと思います。
このように、ストレートの切れが、好成績を残すことができている要因でしょう。
③修正能力の高さ
ダルビッシュ有投手は、たまに序盤に連打を打たれ、失点してしまうケースがありますが、その後に自己分析をして、修正していく能力がもの凄く高いです。
例えば、その日に一番良いボール(変化球の球種)や相手チームのバッターがてこづっているボール(変化球の球種)を中心とした組み立てにしたり、投球フォームを少し修正したりしています。
そうすることで、相手チームのバッターは、序盤から軌道修正したダルビッシュ有投手を改めて攻略する必要が出てくるため、結果として、攻略できないまま、序盤の得点のみのケースが多いです。
このことからも、「修正能力の高さ」が、好成績につながっているのだと思います。
まとめ!
このように、ダルビッシュ有投手の成績が凄い要因について、球種や球速や制球力を徹底的に分析してみました。
ダルビッシュ有投手の成績が凄い要因としては、
①多彩な変化球
②ストレートの切れ
③修正能力の高さ
これらの3つが、挙げられるでしょう。
ダルビッシュ有投手の成績が凄い要因として、
この中でも特に、多彩な変化球を自由自在に操ることができることが、好成績につながっています。
また、ダルビッシュ有投手は常に研究熱心なので、変化球に関しても、これからもたくさん増えていくと思いますし、いくらダルビッシュ有投手を研究しても、なかなか打つことは難しいでしょう。
また、投球フォームも、状況によっては、クイックで投げることもあり、相手バッターのタイミングをずらしたりしています。
このように、ダルビッシュ有投手は、常に進化を続けているので、今後もメジャーリーグでの活躍に期待したいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。