夏の全国高校野球選手権は、高校野球の集大成として、選手だけでなく、いろんな人の思いが詰まっています。

 

また、春の選抜大会とは異なり、基本的には、各都道府県代表の1校(東京都、北海道は2校)しか全国の舞台に出場することができません。

 

その各都道府県の代表校同士で、全国制覇を目指すため、相当のハイレベルの戦いをみることができます。

 

春の選抜大会は、史上初の大阪府対決でしたが、大阪桐蔭高校に軍配があがりましたね。

 

それにしても、ハイレベルの見ごたえのある決勝戦でした。

 

そこで、今回は「2017年の夏の全国高校野球選手権の優勝候補の予想」について、お伝えしていきたいと思います。

 

夏の優勝候補はどこ?

 

現段階での各高校の戦力を分析した上で、2017年の夏の全国高校野球選手権大会での優勝候補について、大胆に予想していきたいと思います。

 

①大阪桐蔭高校

②早稲田実業高校 → 決勝戦で敗退

③履正社高校 → 準決勝で敗退

④福岡大大濠高校 → 決勝戦で敗退

⑤横浜高校

 

このように、優勝候補5校を挙げさせていただきました。

 

それでは、個別に紹介していきたいと思います。

 

①大阪桐蔭高校

 

2017年の夏の全国高校野球選手権大会の全国制覇に一番近いのは、大阪桐蔭高校で間違いないでしょう。

 

投手力、打撃力、守備力の全ての面で、相当レベルが高く、総合力は全国でもトップクラスです。

 

まず投手力ですが、140キロ台のストレートを投げる、カルテット(徳山壮磨選手、香川麗薾選手、横川凱選手、根尾昴選手)と呼ばれる選手がいて、選手の層の厚く、豪華な顔ぶれとなっています。

 

普通は、チームに1人でも140キロ台のストレートを投げるピッチャーがいれば、十分なのにもかかわらず、4人も揃っているので、他のチームからも羨ましい限りでしょう。

 

ですので、その日の各ピッチャーの調子によって、いろんな選択肢があることも強みだと思います。

 

このカルテットは、全国最高峰の投手陣とも言えるでしょう。

 

また、打撃力は、春の選抜大会で1番を務めた藤原恭大選手、3番の中川卓也選手、5番の根尾昴選手、6番の山田健太選手と2年生が中心となって、打線を形成しています。

 

その中でも、5番の根尾選手は、3刀流として、活躍しています。

 

この3刀流とは、内野(ショート)、外野(センター)、投手の3つのポジションを兼ね備えています。

 

これは、並の野球選手では、不可能なため相当の野球センスだと思います。

 

根尾選手は、投げては、148キロのストレートを、打っては、巧打長打で、チームをけん引しています。

 

このように、2017年の大阪桐蔭高校は、投打ともに、相当の高いレベルなので、春夏連覇に一番近いと言えるでしょう。

 

②早稲田実業高校

 

早稲田実業高校は、プロ注目の清宮幸太郎選手を中心に、打撃力の良いチームです。

 

清宮選手は、もちろん凄いのですが、清宮選手以外にもたくさん良いバッターがいます。

 

選抜高校野球大会で、1番を務めた福本翔選手と清宮選手を差し置いて4番を務めた野村大樹選手が注目のバッターです。

 

特に、4番の野村選手は、選抜高校野球大会では、2試合で、9打数5安打2打点と大活躍をしました。

 

野村選手は、清宮選手と並び、選抜大会前から、注目の選手でしたが、注目通りの活躍を見せました。

 

しかも、野村選手は、通算ホームラン数が、23本(2016年11月現在)とかなりの量産をしています。

 

しかも、野村選手は、ホームランだけでなく、ミート力も凄いので、今後が楽しみな選手です。

 

このように、清宮選手、野村選手、福本選手と全国レベルの好打者が揃う早稲田実業高校は、投手力次第で、全国制覇できる力があるでしょう。

 

 

→西東京都大会の決勝戦で、東海大菅生高校に敗れました。

 

③履正社高校

 

履正社高校は、投打ともに、相当レベルが高く、総合力の高いチームです。

 

特に打撃力は、全国屈指の破壊力ではないでしょうか。

 

プロ注目の強打者、安田尚憲選手や若林将平選手、そして、核弾頭の石田龍史選手が注目の選手です。

 

また、安田選手、若林選手、そして石田選手以外にも打力の高い選手が多く、1番から9番まで切れ目のない打線が強みです。

 

投手力に関しては、エースの竹田祐投手が、最速145キロのストレートとスライダーのコンビネーションで、打線に流れを呼びこみます。

 

このように、打線が注目されがちですが、投手力も高いレベルなので、大阪府大会を勝ち上がれば、日本一を狙える力は、十分にあるでしょう。

 

 

→大阪府大会の準決勝戦で、大阪桐蔭高校に敗れました。

 

④福岡大大濠高校

 

福岡大大濠高校は、投打にバランスの良いチームです。

 

2017年の福岡大大濠高校は、やはり三浦銀二投手が注目でしょう。

 

三浦投手は、2016年の秋季大会では、1人で全試合を投げ抜き、2017年の選抜大会でも、2回生の滋賀学園高校戦では、延長15回を1人で投げ抜き、スタミナ、実力ともに間違いなく全国トップクラスのピッチャーと言えるでしょう。

 

三浦投手の特徴は、コントロールが良く、ストレートは最速144キロ、そして、カーブ、スライダー、チェンジアップを巧みに投げます。

 

また、どんなピンチの場面でも冷静で、プロ向きの性格と言えるでしょう。

 

打撃力は、プロ注目の古賀悠斗捕手とファーストの東怜央選手が、打線を引っ張ります。

 

ただ、古賀選手、東選手以外にも、選抜大会で8番を打っていた樺島竜太郎選手が2打席連続ホームランを放つなど、1番から9番まで、息の抜けない打線です。

 

ですので、夏の頂点に立つことができる戦力をもっていると言えます。

 

 

→福岡県大会の決勝戦で、東筑高校に敗れました。

 

⑤横浜高校

 

2017年の横浜高校は、打撃力が高く、総合力の高いチームです。

 

横浜高校は、2016年の秋季関東地区大会の準々決勝で健大高崎高校に敗れて2017年の選抜大会を逃しましたが、チーム力からすれば、全国トップクラスの強さがあります。

 

2017年の横浜高校は、例年のようなタレントが揃っています。

 

特に注目なのが、4番を打つプロ注目の万波中正選手、3番を打つ増田珠選手など破壊力は全国屈指です。

 

しかも、個々のレベルが相当高く、1番から9番まで切れ目のない打線は、2017年も必見です。

 

投手力がやや弱いですが、総合力は間違いなく全国トップクラスなので、夏の頂点を狙えるチームでしょう。

 

まとめ!

 

このように、2017年の夏の全国高校野球の優勝候補について、大胆に予想してみました。

 

私が予想する優勝候補はこのようになります。

 

①大阪桐蔭高校

②早稲田実業高校

③履正社高校

④福岡大大濠高校

⑤横浜高校

 

このような5校を挙げさせていただきました。

 

この中でも、大阪桐蔭高校が頭一つ抜けているのではないでしょうか。

 

ただ、勢いのある他の高校にも、十分に全国制覇のチャンスはあるので、実際のところ、どこが優勝するのかは、優勝したいという気持ちの強いチームが優勝できると思います。

 

2017年の夏も、最後の決勝戦まで、熱戦と感動に期待したいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。